オークスの出馬表が決まった。注目馬を見てみると1枠1番レッドオーヴァル、2枠4番アユサン、3枠5番デニムアンドルビー、5枠9番ローブティサージュ、8枠16番クロフネサプライズとなった。先行したいクロフネサプライズにとってはこの枠は明らかに不利。ただ、行く馬が少ないので外から被せてハナを切る可能性はある。
オークスは桜花賞の1600mから800m伸びて2400mになる。どの馬にとっても未知の距離なので鞍上としては脚を残しながらの競馬になる。だからといってスローペースになるわけではない。スタート地点がスタンド前ということもあり、前半の3Fは36秒弱。4F目からペースが落ち着いて向正面を流し、4コーナー辺りから徐々にペースアップ。そして、ラストはスタミナ勝負になる。レースの上がりをみても平均で36秒弱で、ラップ平均でみるとラスト2Fだけが11秒台であとは12秒台。勝ち馬の上がりをみても34秒を切ったのはシーザリオ、スティルインラブ、ブエナビスタの3頭だけ。切れる脚は必要だが、最後まで伸びるスタミナの方がもっと重要になる。
これまでの勝ち馬の血統を見るとサンデーサイレンス系やグレイソブリン系が強い。しかし、短距離血統と思われるエリンコート(父デュランダル)、ローブデコルテ(父コジーン)、カワカミプリンセス(父キングヘイロー)などが勝っているようにこの時期の3歳馬であれば能力で距離を克服してしまう。じゃあ狙いはどっちだと言われれば僕はサンデーサイレンス系のディープインパクト産駒が強いと思っている。血統ではディープインパクト産駒のレッドオーヴァル、アユサン、デニムアンドルビー、エバーブロッサム。パワー型ネオユニバース産駒のトーセンソレイユなどに注目している。
馬主では6年連続で社台系が勝っている。やはり、GⅠともなると社台系が強さを発揮している。勝ち馬の人気を見ると全て1人気ではないところに層の厚さを感じる。今回はデニムアンドルビー(金子真人HD)、レッドオーヴァル(東京RH)、セレブリティモデル(社台RH)、ローブティサージュ(シルク)、フロアクラフト(キャロットファーム)などが1着候補。2着候補は社台系生産者まで広げて先の5頭プラス、エバーブロッサムとトーセンソレイユを加えたい。
オークスの出馬表
オークス 過去27年の勝ち馬一覧
オークス 過去27年の2着馬
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