有馬記念考査【血統傾向】

　有馬記念の過去２０年からどのような血統の馬が勝っているか、また２着に来ているかを出してみた。傾向としてはサンデーサイレンス産駒が登場した１９９５年からはやはりというべきかサンデーサイレンス産駒の連対が目立つ。連対できなかったのは初年度産駒で３歳馬が出走した１９９５年、たった２頭の出走だった１９９８年、古馬ＧⅠを総なめしたテイエムオペラオーが勝った２０００年、そしてシンボリクリスエスが３歳馬の時に勝った２００２年。それ以外の７年間はサンデーサイレンス産駒が連対をしている。また、サンデーサイレンス産駒が１人気だったは過去に３回あったが１勝２着２回と連対率１００％だった。サンデーサイレンス産駒で１人気だったのがたったの３頭しかいないというのがちょっと意外だった。

　今年はサンデーサイレンス産駒のディープインパクトが出走する。しかも、１人気は間違いないだろう。データから言えば連は外さないはずだ。ただ、今年はサンデーサイレンス系（サンデーサイレンス産駒を含む）産駒がディープインパクトを除いて７頭も登録があり、この中にはＧⅠを勝ったダイワメジャーとデルタブルースなどがいるのでこの７頭の中に伏兵が潜んでいると思っている。