オークス考査【前走とＰＣＩ】

　どの馬も初距離となるオークスではタイム面から分析するのはちょっと強引なのでローテーションとＰＣＩから考えてみた。まずはローテーションだが、基本的に桜花賞組が強い。過去２１年の成績を調べてみたら桜花賞出走馬が連に絡まなかったのはレディパステルとローズバドで決まった２００１年だけ。あとの２０年は桜花賞出走馬が必ず１頭連に絡んでいる。また、桜花賞組の決着なったのは全部で１２回ある。

　オークスは２４００ｍという距離がどの馬も初距離となるのでペースは遅くなる傾向にある。また、速くなったとしても地力勝負なるので既にトライアルを勝ち抜いて桜花賞に出走した馬の方が能力が高い。また、過去１３年のＰＣＩを見てみるとカワカミプリンセスとチョウカイキャロル以外は前走で厳しいレースをしている。まあ、これは桜花賞が１６００ｍと言うこともあるのでこういう傾向になりやすいが、逆に厳しいレースをしているので道中が楽なペースになったときは決め手が発揮できるとも言える。だから、桜花賞組ではスピードで押し切るタイプよりも流れにのって差して来る馬の方がオークス向きと言える。

　前走が桜花賞以外のレースの場合は人気になるような馬じゃないと厳しい。トライアルというのは桜花賞の権利が取れなかった馬や桜花賞に間に合わなかった馬、また桜花賞で負けた馬達の戦いになる。ここで、負けているようではオークスでは厳しい。もちろんそういう馬が連に絡めば大穴になるが、トライアル負け組を全部買うのはちょっとリスクが大きすぎると思う。

　以下に前走レース成績と過去１３年のオークス勝ち馬の成績（通過順位とＰＣＩ）と前走成績（通過順位とＰＣＩ）、それと過去のラップタイムを掲載しました。

　前走レース名別集計

　上位１０位まで

　オークス１着馬の成績と前走成績

Output by TARGET frontier JV

　オークスタイム分析　ラップタイムと上位３頭のＰＣＩ