安田記念考査【何故、サンデーサイレンス産駒が勝てない】

　サンデーサイレンス産駒が勝っていないＧ１レース（障害を除く）は３つ。その３つとは安田記念、ジャパンカップダート、ＮＨＫマイルカップだった。この３つのレースに共通するのは東京競馬場と言うこと。ジャパンカップダート（４頭）とＮＨＫマイルカップ（６頭）は創設されたのが新しく出走馬も少ないので仕方がないが、安田記念にはこれまで３４頭が出走して２着が最高着順。その２頭とはサンデーサイレンスの初年度産駒ジェニュインとアドマイヤマックスだった。

　今年はアドマイヤキッス、エアシェイディ、オレハマッテルゼ、スズカフェニックス、ダイワメジャー、ディアデラノビアなどの有力馬が出走予定。牝馬はこれまでスティンガーとダンスインザムードなどの力のある馬が出走したが馬券に絡むまではなかった。

　マイルＣＳは５勝２着４回と相性がいいが、安田記念がこれだけ成績が悪いのはレースの質がサンデーサイレンス産駒向きではないのかと思う。京都で行われるマイルＣＳは３コーナーから４コーナーに掛けてで息が入り、下り坂を馬なりで降りて来られるので直線の伸びに繋がる。一方、東京コースは４コーナーから直線に掛けて息を入れて直線伸びても届かなかったり、早めに動くとゴール前で止まったりと脚の使いどころが難しいのではないかと。じゃあ、天皇賞秋はどうかというと５勝２着７回とこちらも
成績がいい。また、Ｇ１レースでなければサンデーサイレンス産駒は勝っているので、安田記念というレースの質がサンデーサイレンス産駒に合わないのかもしれない。なぜ勝てないのかその原因はわからないが、成績がよくないのはハッキリしている。

　サンデーサイレンス産駒は今の４歳馬が最後の産駒。そろそろ勝ちそうな予感もするが、果たしてどういう結果になるだろうか。今年のＧ１は荒れているのでスズカフェニックスやダイワメジャーの頭がない馬券は面白いかもしれない。と、こういう風に書いていると来たりしてね（笑）

　出走予定馬の血統は『[RBN] 安田記念の登録馬【血統タイプ別出馬表と血統傾向】』を参照してください。また、血統の色分けについては『[RBN] チェック種牡馬ファイル　２００７年版』のＢタイプを参照してください。

　掲載データは『安田記念　種牡馬別集計』『安田記念　サンデーサイレンス産駒の全成績』『マイルＣＳ　サンデーサイレンス産駒連対馬の成績』

　　安田記念　種牡馬別集計

１－３人：上位１～３人気数

　安田記念　種牡馬:サンデーサイレンスの成績

　マイルチG1　種牡馬：サンデーサイレンス産駒の連対馬

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