1.1人気が勝てないレース
過去10年の勝ち馬を見ると1人気が勝っていない。データがある過去26年で見てもたったの3勝しかしていない。新潟最終週の重賞でハンディ戦ということもあるが、前走を人気で好走している馬はある程度仕上げきっているので好調を維持するのが難しい。ましてや暑い夏の時期なので体調管理も大変。だから、1人気は疑ってかかったほうがいい。
新潟記念 過去10年の1人気の前走成績
2.鈍足血統を狙え
新潟というと直線が長く、上がりも速いので切れる馬が有利だと思いがちだが、このレースでは鈍足血統がよく走っている。というのもレースラップを見ると上がり3Fは34秒24なのにラスト1Fの平均ラップは12秒33と遅い。後半5Fの平均ラップを見ると
12.40-11.74-11.36-10.65-12.23 と残り5F目から徐々にペースアップして、ラストで大きくダウンしている。これだと切れる馬は最後で止まってしまうラップになる。勝ち馬の上がり3F平均が33秒71なのになぜ鈍足血統がいいのかというと、キレでは負けてしまうが、最後まで粘れる脚が残っている馬が勝つレースと言える。前走でいい脚を使っている馬はラスト1Fがキレキレなので人気になりやすいがここは疑ってかかったほうがいい。
新潟記念 過去10年のレースラップ
3.前走でハイペースを経験している馬が狙い目
勝ち馬の多くは前走でハイペースを経験し負けている。逆に前走が遅いペースを経験し好走した馬は今回勝てない。新潟芝2000mはスタートから最初のコーナーまでが長いが、軽い馬場なのでペースが遅くなることはない。ゆっくり流れているようでペースは平均以上なので切れる馬にとっては最後でガス欠になって止まってしまう。逆に鈍足スタミナ血統であれば最後まで止まらないので伸びているように見えるが、ラストは時計が掛かっているのが本当のところ。馬場が替われば時計も替わる。前走で36秒台の上がりだった馬が今回33秒で上がってきても不思議ではないのが新潟競馬場の芝コース。前走負けてもハイペースで走っていれば今回は狙い目となる。
新潟記念 過去10年の勝ち馬の前走成績
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