天皇賞(秋)考査【タイム分析】

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 天皇賞(秋)の過去24年のラップタイムなどを出してみた。東京競馬場は2002年に改装されたので2001年までと2003年からではラップの傾向が違う。東京芝2000mといえば1コーナー奥のポケットからスタートして2コーナーの出口に掛けて急カーブになっている。だから、外枠の馬がいい位置を取ろうとすると気合いを入れて行くしかなくペースが速くなりやすい。改装されたことでコーナーは若干緩くなったが外枠の先行馬が不利なのは変わらない。



 ただ、ラップを見ると2001年までと2003年以降で明らかに違うのがペースが遅いレースがある。2005年は前半5Fが62秒4、後半5Fが57秒7と極端なスローペース。2009年は前半5Fが59秒8、後半5Fが57秒4と上がりの競馬になっている。過去に後半1000mが57秒台だったのはこの2回だけ。このことから言えるのは何が何でも前に行こうとする競馬から、ゲートを出てから考える競馬に変わってきているからだと思う。これは騎手心理の変化なのかもしれない。



 今年の登録馬を見ると何が何でも逃げたいのはシルポートだけ。キャプテントゥーレも逃げることは出来るけどこちらはレースの流れでハナに立つタイプなので無理はしないはず。となればシルポートのマイペースになるだろう。問題はシルポートの枠順だね。出来ればキャプテントゥーレよりも内枠が欲しいところ。枠順が逆だとペースが速くなる可能性がある。枠順関係なしにシルポートのこれまでのラップを見るとやや早め。RPCIでは50を切っているから前半の方が早いラップを刻む感じですね。緩いペースで上がりの競馬に持ち込むと言うよりは平均ペースぐらいで粘り込むタイプなので緩いペースが得意な馬は厳しい競馬になるでしょうね。



 有力馬の中ではアーネストリー、アリゼオ、エイシンアポロン、シンゲンなどは平均ペース以上が合っているタイプ。キャプテントゥーレ、ブエナビスタは万能タイプ。ジャガーメイル、ジャミール、ペルーサ、トゥザグローリーなどは平均ペースより遅めの方がいいでしょう。ただ、これまでの戦歴の中で導き出した傾向なので能力がある馬はどんなペースにも対応してしまうと言うことは頭に入れておいた方がいい。


  TARGET新聞(天皇賞秋 特別登録馬) TFRF-touroku.pdf





天皇賞(秋) 過去24年のラップタイム






天皇賞(秋) 過去24年の逃げ馬のタイプ






天皇賞(秋) 登録馬の前走成績





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