阪神大賞典の回顧「馬場適正と我慢比べ」

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 阪神大賞典はテイエムプリキュアの大逃げで始まった。こういう展開になると馬はスタミナ、騎手は我慢の競馬になる。特に有力馬はどこで動くか、それとも我慢するかが騎手の技量に掛かってくる。勝ったアサクサキングスはスタミナがあるね。時計の掛かる馬場で早めの仕掛けになったが、これは菊花賞を勝ったときと同じパターン。先にヒカルカザブエの前に出たが、すぐに差し替えされた。しかし、もう一度差し返す辺りは馬に根性があると言うこと。ヒカルカザブエは日経新春杯では後方で動けなかったが、今回は先行策。馬場適正もあるし、スタミナもあるね。良馬場の時計勝負になったときにどうかは分からないが、速い脚は使えそうにないからこういう競馬が合っているかもね。



 それにしてもテイエムプリキュアが大逃げをしてくれたので面白い競馬になった。TARGETの成績を見てもらえると分かるが、ゴール前3F位置では全ての馬が同じような位置取りになってしまった。これは、残り600m地点で先頭から2秒以上全馬が離れていた事になる。ここまで離れているのは滅多にないですからね。いくらテイエムプリキュアが止まったからと言って、残り600m地点では2秒差合ったわけだから相当な距離だったと思う。必ず止まると思っていても気持が焦ることはあると思う。あとは、自分の馬がどれだけ動けるかと言うことだね。そういう意味では横山典弘が一番冷静だった。他馬が動いても我慢して、一番最後に追い出した。それでも伸びなかったのは馬場が悪かったからでしょうね。まあ、ジャパンカップの時は追いまくって伸びていたから溜めるよりも追い続けた方がいいのかも知れないが、今回の競馬では溜めてどのくらい伸びるかが分からなかったな。





阪神大賞典の成績






















































馬 名性齢斤量 騎手タイムPCI通過順位脚質上3F-3F差 ゴール前3F位置
67アサクサキングス牡5 58 四位洋文23.13.248.5*06-07-06-02先行38.32.3 ==================◆
68 ヒカルカザブエ牡4 56 秋山真一63.13.247.9*04-03-02-02先行38.42.2 ==================◆
811 ナムラクレセント牡4 56 小牧太 43.13.548.8*08-08-08-07差し38.32.6 ==================◆
710スクリーンヒーロー牡5 59 横山典弘33.14.045.6*03-03-04-05差し39.02.4 ==================◆
22 トウカイトリック牡7 57 和田竜二83.14.147.8*08-09-09-08中団38.62.9 ==================◆
55 デルタブルース牡8 58 川田将雅103.14.442.302-02-02-02先行39.72.1 ==================◆
812オウケンブルースリ牡4 58 内田博幸13.14.443.406-05-06-05中団39.52.3 ==================◆
11 エアジパングセ6 58 福永祐一53.15.342.208-09-10-08中団39.92.8 ==================◆
44 テイエムプリキュア牝6 56 荻野琢真73.16.026.501-01-01-01逃げ43.40.0
10B56 ゴーウィズウィンド牡10 57 熊沢重文123.16.043.511-12-11-11後方39.83.6 ==================◆
1133 ニホンピロレガーロ牡6 57 酒井学 93.16.136.604-05-04-08中団41.22.3 ==================◆
1279 トウカイエリート牡9 57 上村洋行113.22.128.811-11-12-12後方44.25.3 ==================◆

LAP 13.0-11.7-12.7-13.0-12.7-12.6-12.3-13.1-12.9-12.8-12.9-12.9-13.4-13.5-13.7

通過 37.4-50.4-63.1-75.7  上り 79.2-66.4-53.5-40.6  平均 1F:12.88 / 3F:38.64


Output by TARGET frontier JV

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