皐月賞回顧「アンライバルドの強さが光った」

　皐月賞を勝ったアンライバルドは見事なぐらいに強い競馬でしたね。レースはゴールデンチケットが逃げる意外な展開で始まった。人気のロジユニヴァースはスタートはよかったが無理せず好位に（鹿野山特別のワイルドコンコルドと同じイメージかも）、リーチザクラウンは武豊が馬体を併せないようにして抑え気味に好位に。勝った出たなりで中段の外目。



　レースが動いたのは向こう正面で抑えきれないリーチザクラウンが動いたとき。ちょっと動くのが早すぎると思ったけど、これでも武豊は勝てると思ったのか。ロジユニヴァースの横山典弘は内でごちゃつくのを嫌って向こう正面では外目に出し、リーチザクラウンを見る形。そして、リーチザクラウンがレースを動かしたのに併せて動いていったが、僕は早すぎると思った。そして、勝負所の４コーナーから直線に向いたところでリーチザクラウンもロジユニヴァースも押っつけていた。特にロジユニヴァースは直線に向いたところで手応えがないのか横山のアクションが弱くなっていた。



　リーチザクラウンやロジユニヴァースが必死に追っている外をあっという間に抜き去っていったのがアンライバルド。レースリプレイだとその瞬間が分からないほど一瞬で抜き去っていった。そして、セーフティーリードを保ったままゴール。４着に入ったシェーンヴァルトの北村君は乗っていて気持がよかったでしょうね。アンライバルドを一緒に上がって行けたときは勝つかも思ったかもね。でも、そこから伸びるのがG1を勝つ馬。結局、最後方にいたトライアンフマーチが２着に。追い出しが一瞬遅れたセイウンワンダーが３着に入った。



　アンライバルドの４コーナーから直線にかけての動きをみるとダービーでも強い競馬をすると思います。

皐月賞の成績

LAP　12.1-10.8-11.9-12.1-12.2-12.1-11.9-11.8-11.7-12.1

通過　34.8-46.9-59.1-71.2　　上り　71.8-59.6-47.5-35.6　　平均　1F:11.87 / 3F:35.61


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