菊花賞は大方の予想通りコスモラピュタがハナを切った。これまで11戦して一度もハナを譲ったことがない馬だけに行ききってからは後続も仕掛けなかったね。そして、後続が追いかけなかったことでスローペースの逃げに。
向正面で後続を引き離したビッグウィークに対して、2番手にいたカミダノミは早々と脱落。3~4番手にいたビッグウィークは徐々にペースアップ。後続も動き始めるけどどの馬もペースが遅いだけに脚が余っていたように見えた。そして、直線に入っていち早く抜け出してきたのがビッグウィーク。上がりの競馬になったけどペースが緩かっただけにビッグウィークも伸びる。ローズキングダムが猛追してきたが1馬身以上の差を付けての完勝。3着ビートブラック、4着レーヴドリアン、5着コスモラピュタと上位は前で競馬をしていた馬たち。逃げ馬を楽に行かせすぎた事で差し馬にとっては厳しいレースとなってしまったね。
僕としてはペースが遅くなることは予想していたけど縦長の展開で大逃げを打つような展開までは考えられなかった。レースは生き物であり、どの位置で競馬をすればいいのかは騎手の判断。レーヴドリアンの福永祐一が後方ではなく先行策を取ったのは正解だった。しかし、この馬は追い出してからのエンジンの掛かりが遅いので出来たら外で競馬をした方が良かったね。ローズキングダムの武豊は折り合いに専念していたが結果として脚を余す事に。前に行ける馬なのでもう少し前で競馬をしていればと思った。
菊花賞の上位2頭の血統を見て気がついたことは母父がサンデーサイレンスだったこと。また、今年を含めた過去5年で母父サンデーサイレンスは3勝している。万能種牡馬のサンデーサイレンスは母父になっても強い馬を出すと言うことなんでしょうね。
菊花賞の成績
菊花賞 過去25年の勝ち馬の血統
コメント