阪神大賞典考査【血統傾向を探る】

　長距離は血で走るとは言ったもので長距離は血統がものをいう。過去１０年の連対馬の血統を出してみたが、父サンデーサイレンスが７連対、Hampton系－サッカーボーイ産駒が５連対、Northern
Dancer系が４連対。サッカーボーイ産駒などは典型的でナリタトップロードとアイポッパーの２頭で５連対ですからね。今年はサッカーボーイ産駒は出ていないのでこのデータは当てはまらないですね。



　今回の注目馬と言えばジャングルポケット産駒のオウケンブルースリ。父ジャングルポケットは２着に来ているように血統的には問題。現にオウケンブルースリは父が勝てなかった菊花賞を勝っていますからね。もう一頭の注目馬は昨年ジャパンカップを勝ったスクリーンヒーロー。スクリーンヒーローはRoberto系グラスワンダー産駒。Roberto系と言えば過去にマヤノトップガンやナリタブライアンが勝っているがブライアンズタイム産駒でした。グラスワンダーは有馬記念を２度勝っているし、母父のサンデーサイレンスの活力が距離を克服させるかもしれない。まあ、人気になるだろうし本当ならここは消したいところですね。



　血統で面白いと思ったのはDancing Brave系オペラハウス産駒のアサクサキングス。アサクサキングスは菊花賞を勝っているし、天皇賞春で３着などスタミナはある。Roberto系シンボリクリスエス産駒のモンテクリスエスはダイヤモンドＳを勝ったようにスタミナはある。それと、今一番勢いがあるシンボリクリスエス産駒なので。

阪神大賞典　過去10年の勝ち馬の血統一覧

阪神大賞典の登録馬　血統タイプ別一覧

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