菊花賞は皐月賞やダービーと比べると血統が重要。出走馬は全馬が初距離となるが勝つ馬は距離適性があるかスタミナがある馬。過去の勝ち馬を見てもサンデーサイレンス産駒、ブライアンズタイム産駒、ダンスインザダーク産駒、サッカーボーイ産駒、リアルシャダイ産駒など複数連対している種牡馬は決まっている。例えばダンスインザダークは自身が菊花賞を勝ち、産駒が3勝2着2回と好成績。しかし、今年のメンバーを見るとダンスインザダーク産駒無し。こうなるとちょっと難しい各種牡馬について考えてみた。
ステイゴールド産駒 オルフェーヴル、フェイトフルウォー
過去にステイゴールド産駒は3頭出走。オルフェーブルの兄ドリームジャーニーも菊花賞に出走しているが5着。その後、天皇賞春でも3着と3000mを越える距離では勝てなかった。オルフェーブルにとっては初距離となるが、ダービーの勝ち方を見ると距離は問題ないと思うが、果たしてどうだろうか。
ハーツクライ産駒 ウインバリアシオン、ダノンマックイン、ルイーザシアター
ハーツクライは皐月賞14着、ダービー2着、菊花賞7着。この時、勝ったのがダンスインザダーク産駒のデルタブルース。ウインバリアシオンのダービーは父を彷彿するような末脚を発揮。決め手はあるが、スタミナはどうなのだろうか。
ディープインパクト産駒 トーセンラー、フレールジャック
ディープインパクトは言わずと知れた3冠馬。この世代が初世代だけに距離適性については未知数。菊花賞馬を父に持つ馬が必ずしも距離適性があるとは言えないが、期待はしたいところ。ディープインパクト産駒は比較的折り合いに心配が無い馬が多いので距離は持つような期がしている。
キングカメハメハ産駒 スーサングレート、ベルシャザール
キングカメハメハはダービー馬だが、菊花賞は未出走。産駒はローズキングダムの2着があるだけだが、菊花賞に出走した馬が1頭だけなので適性はあると思う。ローズキングダムの母父サンデーサイレンスは今回出走の2頭も同じ。ちょっと不気味ですね。
ネオユニヴァース産駒 ユニバーサルバンク、サンビーム
ネオユニバースは2冠馬だが、菊花賞ではダンスインザダーク産駒のザッツザプレンティに負けてしまった。この時の鞍上デムーロが勝ち馬とは距離適性の差と言っているように長距離適性の馬にはかなわないと。ネオユニヴァース産駒は過去に2頭出走しているが2頭とも着外だった。
マンハッタンカフェ産駒 ショウナンマイティ、ロッカヴェラーノ、ハーバーコマンド
マンハッタンカフェは菊花賞を勝ったが、産駒は10頭出走して4着が最高。天皇賞春を勝ったヒルノダムールも菊花賞では7着だった。マンハッタンカフェ自身が遅咲きだったように産駒もその辺りは受け継いでいるのかも。
フジキセキ産駒 サダムパテック、ゴットマスタング
これまで1頭だけ出走。その1頭がドリームパスポートで2着に。フジキセキ産駒と言うだけで距離適性には疑問符が付くが、3歳戦に限れば能力でこなせないことはないかと。
菊花賞の出馬表
菊花賞 過去25年の勝ち馬の血統
菊花賞 過去25年の種牡馬成績
コメント
過去の菊花賞馬の馬体を振り返てわかること(2)
過去の菊花賞馬でオルフェーヴルと近いタイプの馬体の持ち主とは?