先週のAJCCでディサイファに騎乗し1着となった武豊騎手は自身のもつ29年連続重賞勝ちを1年更新し、30年連続重賞勝ちの金字塔を打ちたてた。
デビューした年から重賞を勝ち続けて30年。度重なる怪我や不振な時期もあったが30年間乗り続けて重賞を毎年勝つのだから凄いことです。30年間に挙げた勝利数は3797勝、うち重賞が305勝、GⅠが69勝とどれも自身の持つ記録ばかり。
一時は社台系から干された感じがあったが最近は騎乗数も増えているように関係改善がみられているようです。武豊の場合は社台系以外では松本オーナーやノースヒルズの前田オーナーや栄進堂の平井オーナーの後押しがある。調教師では前田オーナーとの繋がりが深い松永幹夫厩舎、元調教師の伊藤雄二氏からの繋がりで小崎憲厩舎や笹田和秀厩舎、ディサイファを管理する小島太厩舎などからの騎乗依頼が多い。武豊は競馬界の第一人者で人格者ですから、当然と言えば当然でしょうけどね。
以下に年別重賞成績を出してみました。年間で重賞を一番勝っているのは2005年の23勝でこの年はディープインパクトで5勝、小倉で勝ちまくったメイショウカイドウで3勝、エアメサイア、カネヒキリなどが2勝ずつなど。1998年は22勝でこの年はスペシャルウィーク、サイレンススズカで4勝ずつ、ファレノプシスで3勝、エアグルーヴで2勝など。こうやって書きだすと、武豊が騎乗していた馬が種牡馬になっていることが多いこと。調べてみたところ、ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールド、クロフネ、キンシャサノキセキ、ハーツクライ、ゴールドアリュール、シンボリクリスエス、メイショウサムソン、ゼンノロブロイなど。これらの馬に主戦として騎乗する場合のほかにワンポイントで騎乗することも多いのは信頼があるからなんでしょうね。
彼も今年の3月15日で47歳。若くはないけど体のケアをしていればまだまだ乗れる。昔、よく見せてくれた豊マジックをまた見せてほしいね。
武豊 年別重賞成績
武豊 重賞レースにおける調教師一覧
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