あと1週残しているが、現在のところ騎手リーディングの順位をみると1位武豊、2位後藤浩輝、3位中館英二、4位岩田康誠、5位横山典弘となって関東の騎手ががんばっている。リーディングは武豊だが2位後藤浩輝との差は2勝。昨年は年明けが騎乗停止で3週目からの騎乗だったがなかなか勝ち星が挙げられずにいた。今年は年初から騎乗しているが以前の凄みのある騎乗が陰を潜めているような気がしている。勝ち星だけをみても物足りないし、内容もいまいち。だからといって人気馬に騎乗していないということはなく、1人気の騎乗率をみると50%と2回に1回は1人気に騎乗している。50勝した2005年でさえ1人気騎乗率は44.3%だから今年はもっと勝てていいはず。
内容が悪いと書いたが勝率をみると昨年よりはいいけど過去5年で4番目。ギリギリ20%を確保している。また、平均着順をみると昨年より悪くて5.2着。平均人気は昨年よりもいいので今年の方が着順を落としていることが分かる。また、1000万クラス以上のレースに絞り込んで今年の成績をみると武豊は13位にランクダウン。ということは下のクラスでは勝っているが、上のクラスでは苦戦している。また、重賞勝ち数をみるとこれまで8レースに騎乗して0勝。昨年でさえ2勝しているのに今年は0勝ですよ。どうしたのでしょうね。
過去の重賞騎乗馬(人気馬)と比べると今年の重賞は1~2人気に4回、一番多く勝っている2005年は1人気だけで9回騎乗で6勝。人気馬に騎乗していないのか、騎乗できないのか。どちらにしろ馬が回って来ていないのは確か。今年の重賞勝ち数をみると安藤勝己と岩田康誠が3勝ずつで他の騎手が1勝ずつ。やはりこの2人は騎乗馬も集まるが生え抜きのJRA騎手とは腕が違う。また、川田将雅や松岡正海など若手の台頭もある。これまでの武豊の一人勝ち時代から今年は騎手戦国時代に移り変わって来ているとみていいでしょう。昨年の岩田康誠とのリーディング争いは今年の序章だったのかもしれない。
武豊 過去5年 1~2月の成績集計
年・年月 | 着別度数 | 勝 率 | 連対率 | 複勝率 | 平均着 | 平人気 | G勝 | 1人 | 1人率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2008年 | 22- 18- 10- 60/110 | 20.0% | 36.4% | 45.5% | 5.2着 | 2.3人気 | 0 | 55 | 50.0% |
2007年 | 14- 21- 6- 60/101 | 13.9% | 34.7% | 40.6% | 5.1着 | 2.6人気 | 2 | 40 | 39.6% |
2006年 | 40- 18- 23- 62/143 | 28.0% | 40.6% | 56.6% | 4.4着 | 2.1人気 | 3 | 73 | 51.0% |
2005年 | 50- 24- 16- 68/158 | 31.6% | 46.8% | 57.0% | 4.1着 | 2.2人気 | 6 | 70 | 44.3% |
2004年 | 43- 26- 18- 81/168 | 25.6% | 41.1% | 51.8% | 4.4着 | 2.3人気 | 4 | 73 | 43.5% |
集計期間:2004. 1. 5 ~ 2008. 2.17 G勝:重賞勝ち 1人:1人気数 1人率:1人気率
*2008年のみ1週早い集計
騎手リーディング | 騎手リーディング(1000万クラス以上) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
G勝ち:重賞勝ち G鞍:重賞騎乗数 |
コメント