先週までを集計して騎手ランキングを出してみました。2005年の同じ時期と比べるとだいぶ変動があるようです。目立った所では、
1.武豊の勝ち星減少
騎乗数が昨年に比べると73鞍減少しているので、勝ち星もそれに合わせて減少。
2.岩田康誠が勝ち星量産
JRA所属になった岩田康誠の活躍が目立ちます。騎乗数では第3位の人気ぶり。
3.若手騎手の活躍
最近は目覚ましい活躍をしている川田将雅、ローカルの条件戦で活躍している鮫島良太がランキング外から上昇
4.内田博幸が勝ち星量産
地方所属の内田博幸が凄い勢いで勝ち星を量産。勝率は武豊、横山典弘に次いで3位。
武豊の騎乗数がこれほど減っているとはね。まあ、勝率は断然1位なので騎乗数がそこそこあるのでリーディング1位は間違いないだろうけど、年間勝利数の更新は難しいかもね。武豊の騎乗数の減少も気になるが、他の騎手で見てみると昨年に比べて今年は特定の騎手に騎乗依頼が来ている感じで、昨年は400鞍を超えているのは8名だったが、今年は14名に増えている(出走頭数が増えているので全体的に騎乗数は増えてはいますが)。出走頭数が増えた分だけ下位の騎手にも影響(増加)はしているのですが、勝利数を見た場合は昨年の上位20人よりも今年の上位20人の合計の方が勝利数が多い。ということはリーディング上位の騎手は常にマークが必要と言うことだね。
毎週、出馬表分析の騎手一覧をチェックしているけど確かに岩田康誠の人気ぶりは凄い。常に10以上の騎乗依頼があるからね。JRA所属になったのが今年の3月からですからそれを考えると驚異的な勝利数だと思う。このまま騎乗依頼が持続するようだと、関西リーディング2位になるのは間違いないだろうし、全国2位も狙えそうだ。また、内田博幸も1日の騎乗数が多い。指定競走がないとJRAでは騎乗出来ないという厳しい条件の下でこれだけ騎乗依頼が集まるのだから閉鎖的な関東の調教師も考え方が変わって来たのかもしれないね。ただ、某雑誌にはJRAで地方騎手が騎乗する条件を厳しくするような騎手会の動きが書いてあったが、そういうのは困るね。
最近は若手の活躍が目立っているね。鮫島良太のローカルでの活躍は以前書いたことがあったが、密かに注目していた川田将雅がブレイクしてしまったね。これまでは同期の藤岡佑介の陰にかくれていたが今年は一皮むけて思いっきりのいい騎乗が目立つ。騎乗停止になった6月4日中京12レースでのゴットセンドでの騎乗は痺れたね。また、函館で注目と書いた津村明秀が先週のラジオNIKKEI賞を勝った。津村明秀は競馬学校騎手課程の3年間を通じて技術面で最も優れた生徒に送られるアイルランド大使特別賞や模範賞、皆勤賞も獲得しているのだから騎乗馬が集まるようになればもっと活躍するだろうね。
2006 | 2005 | |
————————————————— | ————————————————— | |
上位20 924- 753- 692- 5400/ 7769 11.9% 21.6% 30.5% | 上位20 910- 761- 684- 5194/ 7549 12.1% 22.1% 31.2% |
コメント