武豊　３０００勝の軌跡

　３０００勝を達成した武豊の全成績をTARGET frontier JVで集計してみた。年度別成績を見てみると年間勝利数のピークは２００３年～２００５年で年間２００勝を３年連続で達成。今の騎手事情を考えるとこの記録は破られないだろうし、年間２００勝するのも難しいかも。重賞勝ちは２００５年の２３勝が最多でこの年はＧ１も６勝とこれまでで最多。こうやってみると年間勝利数、重賞勝ち、Ｇ１勝ちと全て最多だった２００５年が一番充実していた時期かも。２００５年と言えばディープインパクトで３冠を達成した年で、エアドマイヤマックスで高松宮記念、アメサイヤで秋華賞、カネヒキリでジャパンカップダートを制した。勝率２４．８％、連対率３９．８％、複勝率５２．９％というのは驚異的な成績だと思う。



　２００６年はディープインパクトで凱旋門賞に挑戦して３着。そして薬物問題があった。いい年の次は悪い年というわけではないが、２００６年の年末に香港でのレースで騎乗停止。２００７年は年明けから２週間の騎乗停止。前半はなかなか勝ち星が伸びなかったが、夏の小倉開催で一気に勝利数を伸ばし、１０月に入ってついにリーディングの位置に。そして、３０００勝達成天皇賞秋はメイショウサムソンで勝ち、ＪＢＣはヴァーミリアンで勝った。バイオリズムではないが良い悪いの波が他の騎手と比べると少なかった武豊が今年は初めて経験した大きな悪い波（怪我で休んでいたのと違って、レースに乗っていて勝てない）ではなかったのではないだろうか。本人は意識していない感じですが、外的な要因もあったのは事実だと思う。最近は騎乗馬が集まっているようだし、少しづついいリズムになってきていると思う。Ｇ１勝利数が５９勝なので年内に６０勝達成。そして、重賞２５０勝も達成しそうです。



　武豊は現在３８歳だから、５０歳まで騎乗すると考えるとあと２０００勝ぐらいはしそうですね。５０００勝というのはとてつもなく遠い数字ですが、彼が乗り続けるなら不可能ではないような気もしますね。

レース検索・武豊　年度別勝利数

集計期間：1987. 3. 1 ～ 2007.10.28

レース検索・武豊　Ｇ１勝利

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