これまで、何度か騎手リーディングについて(特に武豊)書いてきたがようやく武豊のエンジンが掛かってきた。比較しやすいところで5月20日までの成績を集計した『[RBN] 武豊の不振をデータで検証』と先週までの集計結果を比較してみた。すると、5月20日以降から先週までで25勝を挙げてリーディング3位まで上昇。それに伴って勝率、連対率、複勝率も上昇。ようやく武豊らしくなって来たように思えるがレースを見ているとそうとも言えないような気がする。何というのかな、安定性みたいなものがなくなって人気でコケる時がある。
5月20日以降の成績(レース集計・騎手 期間:5月26日~7月8日)を出してみたが、これをみると1位は藤田伸二の26勝、2位が武豊の25勝、3位が岩田康誠の23勝となっている。勝ち星だけではなく連対率とかを見ても凄い成績なのだが、藤田伸二と岩田康誠も負けてはいない。特に現在リーディングトップの岩田康誠はこの期間も勝率23.7%と調子がいい。
表の「1人数」というのは1人気の数を表しているが、これをみると藤田伸二と武豊が抜けて1人気馬に騎乗している。これだけ1人気馬に騎乗していれば自然と勝ち星は増えてきて当たり前。この調子で騎乗していけば2位の安藤勝己は抜けるかもしれないが、岩田康誠を抜くのは厳しいだろう。岩田康誠の1人気数をみると武豊の半分以下、それで勝ち星は2差というのだから乗れている。この間の人気信頼度はリーディング上位騎手ではトップだし、騎乗馬は相変わらず多いので余程の事がない限り走り続けるだろう。
気になるところでは安藤勝己の成績が落ちてきていること。5月が4勝と不振だったことと、7月に入ってまだ1勝だけという。先週の土曜日は1人気で5レースに騎乗したが0勝。そのおかげで僕は散々だったから、この時のことをよく覚えている。騎乗数を制限しているが、そろそろ疲れが出始めた頃なのか、粘るような騎乗が見られなかった。このまま落ち込むことはないと思うけどね。
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レース集計・騎手 期間:5月26日~7月8日
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