宝塚記念の回顧「アーネストリーが社台包囲網を粉砕」

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 宝塚記念はG1らしい厳しい流れになった。ラップを見ると前半3Fが33秒6、5Fが58秒7、後半5Fが59秒3、上がり3Fが35秒2で走破タイムはレコードの2分10秒1。スタミナタイプのナムラクレセントがハナを切ったので途中でペースが落ちるかと思ったが1コーナーまでアーネストリーが併走していたのでそこでペースが落ちなかったようですね。そして、1コーナーに入ったところで内のナムラクセレントがハナを切る形になり坦々としたラップを刻んだ。平均ラップが11秒83で、12秒台後半を刻んだのが前半の4F目だけ。あとは12秒台前半から11秒台。コース形態を見ると3コーナーから4コーナーに掛けてが下りなので徐々にペースアップで前がつぶれない限り後方の馬の出番は無し。速い脚がないアーネストリーの事を熟知している佐藤哲三は「肉を切らして骨を断つ」ではないが、アーネストリー自身が持つポテンシャルを100%引き出したレースをした。そういえばG1では乗り替わりで勝つのが難しいとデータからもで出ていたのをレースが終わったあとに思い出した。今回のレースで言えばアーネストリー、ナムラクレセント、ドリームジャーニー、シンゲンが当てはまるが状態や臨戦過程を加味するとアーネストリーが一番いいのが分かる。まあ、終わってからなら何とでも言えるけどね。



 ブエナビスタはまたもや2着。競馬のスタイルとしては悪くないが、もう少し前で競馬をしていたら外に出すロスがない分だけ届いたかもしれないと思った。力は発揮したが展開が向かなかったというところかな。エイシンフラッシュは内で我慢して直線はいい脚を使ってきたが3着まで。さすがに古馬のG1になると決め手勝負では分が悪いかな。内枠なら折り合うのでこのまま順調にいけば中距離路線では主役級でしょうね。ローズキングダムはこの馬の血統らしい今一歩の競馬でした。これだけのメンバーが揃ったレースでは3番手位というのが理想的なポジションだと思っているんですがね。ルーラーシップはスタートで挟まれたのが痛かったですね。あれで位置取りが悪くなったので後方からの競馬になってしまった。直線は伸びているけどコースロスが大きいし厳しいレースになってしまったね。





宝塚記念の成績





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