有馬記念が終わって－回顧

ディープインパクトは負けちゃいましたね。３コーナーから外目を徐々に進出して４コーナーから直線の入口で先団を捉えるまでは予想通りだったが、直線の坂下からの伸びがいつものディープインパクトではなかったね。あそこからグッと伸びると思っていただけに非常に残念。上がりタイムを見るとメンバー中最速の３４秒６だが、本来のディープインパクトなら３４秒前半で差しきっていたと思う。ラジオNIKKEIの「レース後のコメント」で武豊が「どうして負けたのか訳がわかりません。道中もスムースにレースを進められたし、行きっぷりもよかったんです。直線に向くまでいつもと変わらない走りでしたが、追い出してからまったく反応しませんでした。いつもの伸び脚がまったく出ませんでしたね。今日は飛びませんでした。・・・」と言っているように、敗因は謎。

勝ったハーツクライはルメールの好騎乗に尽きる。いつも最後方からの競馬をする馬がまさか先行するとは思いもよらなかったよ。勝つ時は全てが上手くいくとよく言うが、今日のルメールはそのくらい上手く乗ったし、流れもちょうどよかったんだろうね。天皇賞では◎を打ったのにＪＣ、有馬記念とこの馬をバッサリ切って馬券もやられてしまった。ハーツクライとの相性はよくないよな～。

３着のリンカーンは横山典弘らしいソツのない競馬だったな。直線はコスモバルクとハーツクライに挟まれて追い辛い場面もあったがこの馬の力は出し切った感じだね。コスモバルクは道中折り合っていたので「もしかして」と思ったけど４着までだったね。鞍上の五十嵐もコスモバルクの走りが出来たのでホッとしたことだろう。いつも、このくらい折り合えばいつでも重賞が勝てそうだけどね。