アンタレスSの回顧「京都巧者揃いを制したダイシンオレンジ」

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 1人気トランセンド(京都ダート2戦2勝)、2人気フサイチセブン(京都ダート2戦1勝2着1回)、フサイチピージェイ(京都ダート4戦3勝2着1回)、ダイシンオレンジ(京都ダート7戦3勝2着2回3着2回)。京都ダート巧者が揃ったアンタレスSは4人気のダイシンオレンジが制した。展開が向いた感はあるが京都ダートでは7戦して複勝率100%。他の京都巧者に比べてレース経験が多く、信頼度はこちらの方が高かったと言えるかも。



 レースは好発を切ったラッシュストリートが押してハナを切り、ダート替わりなったドリームサンデーも負けじとスピードを生かして前に行ったがハナを切れず2番手、復調を期待したウォータクティクスは前に行ったがテンのスピードが劣って控える形。行けばしぶとかったフサイチピージェイは外枠と言うこともありハナを切れなかった。



 これだけ先行馬が揃ったのでテンの3ハロンは過去8年で最速の35秒0。この先行争いのハイペースについて行った前5頭はすべて圏外に。軽快に逃げていたラッシュストリートが3コーナー手前で失速すると外からドリームサンデーがハナに立って逃げ込みをはかろうとする。先行したトランセンドは4コーナーでフサイチセブンに来られて動くしかなく、前走のような競馬は出来ずに失速。早めに動いたフサイチセブンだったが外々回る競馬でなし崩しに脚を使ったので外からダイシンオレンジが来たときにはそれ以上の脚は使えずなだれ込むだけの精一杯。ダイシンオレンジは先行馬を見る形で直線まで持ったまま。目標が前にあるだけに追いだしてからよく伸びた。



 2着のナニハトモアレはテンはついて行けなかったが押っつけているうちにエンジンが掛かって、先行馬のペースがアップしてもそれ以上の上がりで外から進出。終いもいい脚を使ってきた。クラスが上がってペースが早くなったのはこの馬に取ってプラスだったのかもしれない。3人気のシルクメビウスは行きっぷりはよかったが、人気馬を目標に早めに外に出して動いて行ったのでトパーズSやJCDのような脚は使えなかった。



 これだけ先行馬が揃ってしかもペースが落ちないレースになるとある程度前に行けて脚を使える馬でないと勝てないね。












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