有馬記念はスローの上がりの競馬になりましたね。どの馬が逃げるかと思っていましたが、ハナを切ったのはトーセンジョーダン。もともと行く気だったようでスッとハナに行ってしまったのですぐに隊列が出来ましたね。しかも、やや抑え気味での逃げ。1000m通過が62秒1ですから明らかなスロー。そして、上がりですが後半1000mが58秒1と過去25年で2番目に速いタイム。細かくラップを見ると残り1400m地点から一度ペースアップ、そして残り800m地点から再度ペースアップと厳しい流れ。こうなると後方で競馬をしていた馬は脚を使わされてしまう。
最初のペースアップで動いたのはルーラーシップとヴィクトワールピサ。ルーラーシップは位置取りが後ろで、しかも外を回る競馬。鞍上のルメールは自分から勝ちに行く競馬をしたけどさすがに厳しかった。この流れに反応したのがデムーロ。しかも、行き過ぎず押さえて2段スパートでブエナビスタの猛追を凌いだのはさすが。ジャパンカップで厳しい競馬をした経験がここで生きましたね。決め手では劣ると言っても今回も34秒台の脚を使っている。前に行って34秒台の脚が使えれば今後も楽しみですね。
ブエナビスタはスタートがいまいちだったが、最初のペースアップで動けなかったのが痛かった。あそこで、もう少し前に行けていれば勝っていたでしょうね。負けて強しと言うけど、今回は珍しくスミヨンがミスった。天皇賞秋、ジャパンカップの連戦の疲れがあったかもしれないが、もう少し積極的な競馬をしてくれればと思った。
上位10着までに3歳馬が6頭と今年の3歳馬が強いと言うことを証明。この世代はバラエティに富んでいるので楽しみな世代です。しかし、社台ばかりですね。
馬券は当たりましたが、最後に点数を増やしてしまったので儲けは少し。でも、「終わりよければすべてよし」と言いますし今年の競馬は勝って締めくくることが出来た。来年はどんな競馬が見られるか楽しみです。
有馬記念の結果
有馬記念 過去25年の勝ち馬
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