有馬記念の回顧「ダイワスカーレットが見事な逃げ切り勝ち」

　有馬記念はダイワスカーレットの見事な逃げ切りで幕を閉じた。この馬の強さは分かっていたが、ここまで強いとは。逃げのペースも絶妙で前半１０００ｍ通過は５９秒６とやや早め。だけど、坂の登りでグッとペースを落として１３秒台を２回刻む。そして、後続がじれてくる３コーナー手前からペースアップして１１秒台を２回。これで、先行馬は脚を使ってしまったので直線はバッタリ。上位に来たのは中段以降の馬ばかり。「有馬記念は４角１０番手以内」と書いたが、今回はアドマイヤモナークが１１番手から見事に連対した。展開が向いた感じもしたが、これは川田将雅のファインプレー。ダイワスカーレットの競馬につきあわなかったのはこの馬だけでしょう。３着のエアシェイディは後藤浩輝がベストの騎乗。勝負所で前にいた馬が下がってきたのは誤算だったが、思った通りの競馬をしてくれた。



　ガッカリしたのはマツリダゴッホの蛯名正義。寄りによって有馬記念で一番下手に乗ってくれたよ。ちょっとぐらい行きたがってもこの馬はバテないのに押さえすぎだな。武豊は最後のレースでメイショウサムソンらしい競馬をしてくれた。本当は去年、この競馬をしてくれれば良かったけどね。スクリーンヒーローは流れが合わないと思ったけどよく走っている。この馬は今日のようなレースが出来るともっと強くなりそうだな。

LAP　 6.9-11.2-11.9-11.2-11.9-13.0-13.2-12.4-11.5-11.9-12.0-11.7-12.7

通過　*35.6-47.2-59.6-72.7　　上り　72.2-59.8-48.3-36.4　　平均　1F:12.12 / 3F:36.36


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