桜花賞の回顧「ブエナビスタの強さは別格」

　桜花賞は見応えあるレースでしたね。馬券は外れてしまったが、痺れましたよ。レースは好発を切ったヴィーヴァヴォドカが行くかと思ったらコウエイハートが外からスピードを生かして馬なりでハナに立った。コウエイハートがハナに立つと隊列が出来て人気のブエナビスタは後ろから３頭目。その前にジェルミナル、その前にレッドディザイアという展開。１０００ｍ通過が５９秒１というのは２００８年よりは遅いが、２００９年よりは速い。このクラスとしては平均からやや遅めのペース。勝負どころの４コーナーから直線にかけての各馬の攻防は面白かった。



　まずは勝ったブエナビスタだが、ジェルミナルがレッドディザイアの外に出したのでそれよりも外に出すと４コーナーで外に振られすぎるので一旦内へ。直線に向くと前が壁になって追えないのでロスを承知でジェルミナルの外に。そこから追い上げにかかり、直線半ばで鞭を入れると一気にギヤチェンジを行い各馬を抜き去ってしまった。そして、ゴール前では流すぐらいの余裕があった。着差は僅かだが、能力の違いは歴然としたね。この馬は搭載エンジンが違うのでもっとペースが速い厳しいレースになるともっといい脚を使うでしょうね。時計的にはそれほど速くないが、今日の流れでは仕方がない。



　２着のレッドディザイアは２戦しかしていないので僕は切ってしまった。でも、パドックで周回しているのをみてヤバイと思ったけど、この馬も強い。前走よりもスタートはよくて中段の外目での競馬。折り合っているように気性は内に秘めるタイプのよう。だから、直線で仕掛けるとシッカリと伸びる。こういう馬は距離が伸びても大丈夫なのでオークスではブエナビスタとの人気の差を縮めるでしょうね。



　３着ジェルミナルだが、僕はレッドディザイアの位置で競馬をして欲しかった。決め手勝負では劣るようにもう少し前で早めの競馬で粘り込むような競馬の方がこの馬には合っているように思っている。掛かる馬ではないので距離伸びる次回は是非前で競馬をして欲しいね。



　僕の見た印象ではブエナビスタが頭２つ抜けだし、レッドディザイアとジェルミナルが頭ひとつ抜け出している感じがした。この３頭を脅かすとしたら別路線組だね。

桜花賞の結果

LAP　12.4-10.8-11.7-12.0-12.2-11.7-11.6-11.6

通過　34.9-46.9-59.1-70.8　　上り　70.8-59.1-47.1-34.9　　平均　1F:11.75 / 3F:35.25


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