木曜の夜から金曜にかけての雨の影響があって土曜日は不良馬場スタートで昼に重馬場になった。この日は8レースと9レースに皐月賞と同じ舞台の芝2000mのレースがあった。8レースの古馬500万下は1000m通過が61秒9m、上がりが38秒4と時計が掛かって勝ちタイムは2分4秒5。松岡正海が騎乗したマイネルビジューは先行して2着。9レースの山藤賞(3歳限定500万)は1000m通過が64秒5のスローペースで上がりは36秒3。勝ったのは好位から脚を伸ばしたドットコムで勝ちタイムは2分5秒4。鞍上は松岡正海で血統はブライアンズタイム産駒。昨年から先週までの中山芝2000m成績では松岡正海がトップでしたが、やはりこのコースの乗り方をよくわかっているようですね。
明日の馬場が気になるところですが良馬場までの回復は見込めないでしょう。もし、良馬場発表になったとしても時計が掛かるのは間違いない。ということは時計的にはどの馬にもチャンスはあるけど、後方一気のような競馬しか出来ない馬は厳しいでしょう。レース展開を考えて見ると、前に行けるのはスマイルジャック、キャプテントゥーレ、マイネルチャールズ、ノットアローン、ショウナンアルバ。この中では外枠を引いたショウナンアルバがゲートを出て掛かったら行くでしょう。無理に抑えると逆にムキになるタイプですからね。スマイルジャックは前走と同じような競馬がベスト。鞍上の小牧太は決め手では分が悪いのがわかっているから早めの競馬をするでしょう。ノットアローンは前走は逃げて勝っているが逃げなくても大丈夫。でも、この馬も決め手がある方ではないので先行策がベスト。そして、マイネルチャールズだが馬場を考えれば松岡正海は前に行くでしょうね。終いは確実に伸びるけど、持ったままで直線を向くような競馬は出来ない。勝負所で仕掛けて行くようになるが、あまり緩急があるような流れだと厳しい事になるかも。皐月賞はあまり緩急のあるレースにはなりにくいのでマイネルチャールズ向きの流れになると思う。
逃げ先行組の後ろはタケミカヅチ、スズジュピター、レインボーペガサス、ダンツウィニング、サブジェクト、レッツゴーキリシマ、ブラックシェルなどか。この中ではレインボーペガサスが前走よりもいい枠に入った。スプリングSでは外をまわる競馬で伸びてはいるけど前残りの展開で届かなかった。ちょっと行きたがるような面があるので内枠はいい。タケミカヅチは前走のような競馬が出来れば3着までにはきそうだが、今回は行く馬が多いから同じような競馬が出来るかどうか。ダンツウィニングは瞬発力勝負では厳しいが時計が掛かる展開ならチャンスがあると思う。京成杯ではマイネルチャールズからコンマ2秒差。上位が差し馬だったこと、馬場の悪い内目を通ったことを考えるとそれほど差はない。問題はブラックシェルで前走と同じような競馬をするのか、それとも下げるのか。ゲートが上手くないので出遅れることもあり得る。偶数枠だけど外から来られたりすると下げるしかないし、内の馬が張っていると1コーナーで外を回されるから乗り方が難しいね。
後方待機はフサイチアソート、オリエンタルロック、スマートファルコン、ベンチャーナイン、フローテーション。この中で外をまわって勝てるほど力のある馬はいない。となるとスプリングSのフローテーションの様な競馬を横山典弘がフサイチアソートで出来るかだな。
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