昇竜Ｓの予想「馬券になる馬を探すレース」

　２歳から３歳春にかけてのダート競走にはダート適性の高い馬が集まって来る。ダートで強い競馬をすれば芝に挑戦したくなるのは当然でクラシックのトライアルに出て結果が出ればそのまま芝路線へ。結果が出なければダート路線へというのがこの時期の３歳馬。現在、３歳馬で一番強いのはフェラーリピサだろう。この馬もダートで圧勝して芝のスプリングＳ、皐月賞に出走したが結果が出ず、ダート重賞の兵庫チャンピオンシップに出走すると２着ヤマカツブライアンにコンマ５秒差をつける圧勝。このようにダート適性がある馬や賞金的にダートを使うしかない馬が集まるレースなので馬券を抜きにしてもジックリ見ておいた方がいい。また、５００万ダートを圧勝した馬はここで結果が出なくてもチェック馬にしておけば後に馬券になる馬になってくれるはず。

　今回は３歳ＯＰ・端午Ｓに出走したメンバーが半数近く出走している。端午Ｓは今回出走のヒシカツリーダーが平均よりもややスローで引っぱり、徐々にペースを上げていく感じで前残りにレースに見えたが後方にいたロングプライドが一気の差しきりで勝ってしまった。でも、２～４着は前にいた馬なので前に有利な流れだったと考えていい。この中では上がりいい脚を使ったマコトスパルビエロとケアレスウィスパーがいい。それと、兵庫チャンピオンシップで２着に入ったヤマカツブライアン、３歳ＯＰ・伏竜Ｓで４着のフォーミュラーワン、それと、新馬戦で２着馬に１秒３差をつけて圧勝したホワイトメロディー。このホワイトメロディーは新馬、５００万の走りをみると凄く強いかもしれない。