函館スプリントＳの予想「アドマイヤホクトが短距離戦の主役になる」

　本命はアドマイヤホクトです。だって、斤量が有利すぎですから。人気のアグネスラズベリと比べると分かりやすい。前走のＣＢＣ賞はハンディ戦にはアグネスラズベリとアドマイヤホクトも出走。この時の斤量がアグネスラズベリ５４キロ、アドマイヤホクト５３キロ。そして、今回はアグネスラズベリ５４キロ、アドマイヤホクト５２キロ。一見、アドマイヤホクトが１キロ軽くなっただけだと思われがちだが、前走の斤量差に大きな意味があり、ＣＢＣ賞はハンディ戦で定量に対するハンディが決められていた。これを見るとアグネスラズベリは定量－１キロ、アドマイヤホクトは定量±０キロとハンディキャッパーはアドマイヤホクトの方が上と判断。結果はアグネスラズベリ３着、アドマイヤホクト１０着とハンディ通りの結果にはならなかったが、展開や馬の状態などがあるので仕方がない。今回は鞍上が乗り慣れた横山典弘に替わり、叩き２走目なので狙うならここでしょう。スピードがあって終いもしっかりしている馬。この秋はこの馬が短距離線の中心になると思っているのでここは負けて欲しくないと思っている。

　斤量の事だが、このレースは別定戦で牡馬は５６キロ、牝馬は５２キロ。３歳馬はアローワンスがあり牡馬が５２キロ、牝馬が５１キロになる。アローワンスについては以前書いた『[RBN] ３歳馬が古馬に挑戦で負担重量についてのあれこれ』を参考にしていただければと思います。また、別定戦の斤量についてはＪＲＡの番組表に出ています。
『２００７年（平成１９年）度 競馬番組（春季・夏季）』

　相手は岩田康誠騎乗のワイルドシャウト。岩田康誠－和田正道厩舎は関東でのラインのひとつ。ブックラインの秋山に乗り替わってから秋山→岩田→秋山→岩田で４連勝。重賞初挑戦のＣＢＣ賞は２着で休養。１年振りの出走だが坂路で時計が出ているように心肺機能が回復してると思っている。あとはレース間隔だが、息の入りやすい小回りコースならこなしてくれると思っている。コスモシンドラーは安藤勝己に乗り替わりでねらい目。主戦は武幸四郎だが、こちらはブルーショットガンに騎乗。他の騎手ならともかく安藤勝己に乗り替わると言うことは馬は仕上がっていると言うことなので。アズマサンダースはサンデーサイレンス産駒の距離短縮系というこで、そろそろ走ってもいい頃なので。ツルガオカハヤテは横山典弘－伊藤正徳厩舎の強力ラインなので他の騎手への乗り替わりはマイナスだが、地方騎手や外人騎手ならそうとも言えず五十嵐冬樹ならいいでしょう。アドマイヤホクトの邪魔をしないように乗ってくれば上出来です。

出馬表・函館11R 函館スプリントG3

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