出走馬が決まったところで、これまでの過程を振り返ってみた。2005年はディープインパクばかりが目立ったが、3着アドマイヤジャパン、4着マイネルレコルトは前走ディープインパクと同じ弥生賞をステップに。2004年はコスモバルクとメイショウボーラーが弥生賞を、ダイワメジャー、コスモサンビームがスプリングSをステップに。2003年はネオユニヴァースとサクラプレジデントがスプリングSをステップに。2002年と2001年と1999年は上位馬はそれぞれ違うステップで。2000年はエアシャカールとチタニックオーが弥生賞をステップに。1998年はセイウンスカイ、キングヘイロー、スペシャルウィークが揃って弥生賞をステップにしていた。
今年はどのレースを使われてきた調べてみた。僕が気になったレースでは朝日杯フューチリティS、ラジオたんぱ杯2歳S、きさらぎ賞の3レース。TARGET frontier JVの対戦成績表表という画面を抜き出してみた。この3つのレースに出走した馬の、その後の成績は以下の通りでラジオたんぱ杯2歳Sときさらぎ賞組はなかなか優秀。
レース名 着度数 勝率 連対率 複勝率 ラジオたんぱ杯2歳S 11- 6- 5-34 32.4% 50.0% 64.7% 朝日杯フューチリティS 2- 2- 1-14 14.3% 28.6% 35.7% きさらぎ賞 5- 2- 6-17 29.4% 41.2% 76.5%
この2つのレースに出ていたのは弥生賞2着のグロリアスウィークとニュージランドTを勝ったマイネルスケルツィだった。今回、ラジオたんぱ杯2歳S組からはアドマイヤムーンとサクラメガワンダーの2頭。アドマイヤムーンはそのご共同通信杯と弥生賞を勝ち、サクラメガワンダーは“休みあけ”の弥生賞は0.6秒差の4着だった。他、7頭が勝ち上がっている。一方、きさらぎ賞組からはドリームパスポートとメイショウサムソンとディープエアーが出走。きさらぎ賞では5着のアドマイヤメインがその後、毎日杯を勝ち。ファイングレインはニュージランドTで2着だった。
このことから休み明けのラジオたんぱ杯2歳Sでは負けているが弥生賞で逆転しているアドマイヤムーンが現段階では一番能力が上かもしれないが、共同通信杯で僅差だったフサイチリシャールを基準に考えるとドリームパスポート、メイショウサムソンなども同じぐらいか。グロリアスウィーク(弥生賞0.1秒差、きさらぎ賞0.3秒差)を考えると、どの馬も力を付けてきているだろうから能力の違いはオッズであらわれるほど差はないと思う。問題は別路線のフサイチジャンクだろう。武豊が4戦手綱をとって中段、好位、先行、後方といろいろと課題を持ってレースに挑み、それを尽くクリアしてきている。タイムを見るとどのレースもペースは遅いが、それでも一番早い上がりタイムを出して勝っている。過去にはディープインパクト、アグネスタキオンという馬は新馬から連勝でしかも最速の上がり3Fで勝ち上がってきているが、この2頭はタイムも優秀だったしステップレースで弥生賞を勝っているからね。この2頭と比べるとどうかな。
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