スプリンターズSの回顧

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク


 熱でうなされながら見ていたがテイクオーバーターゲットの強さだけが目立ったレースだった。一番いいスタートを切ったのはサイレントウィットネスだったがハナには行きたくないようで抑え気味。そのうちにいたテイクオーバーターゲットは2の脚が早くサイレントウィットネスに並んだがこちらも行く気を見せずに抑え気味。その2頭の外からステキシンスケクンが並びかけるがこの馬も行かない。しばらく3頭で併走するうちに4コーナーに差し掛かり、いち早く抜け出したテイクオーバーターゲットがそのまま押し切ってしまった。2着にはスタートよくテイクオーバーターゲット前に見る形でロスのない競馬をしたメイショウボーラー。調教の良さとパワーのいる中山コースが合っていると思う。3着に後方のうち目をず~と走って直線も内を突いて伸びたタガノバスティーユ。決め手はあるが時計の掛かる馬場でのみが現状の力か。コース取り絶妙で勝浦に拍手。

 4着サイレントウィットネスは絶好調時にないが自力でここまできた。5着ベンバウンは直線競馬専門と思われたが先行して粘り込み。6着チアフルスマイルは後方から伸びてきてもここまで。7着レザークは思ったより走らなかった。8着シーイズトウショウは4コーナーをいい手応えであがってきたが坂で止まる。分かっていたので人気になるのがおかしい。9着オレハマッテルゼは外を回ってさせるほど能力は抜けてなく、調子もいまいちだから最後は止まった感じ。

 勝ちタイムの1分8秒1というのはそれほど速くはない。テン3F32秒8は不良馬場で行われた2004年を除く過去5年では2番目に速いタイムだが、上がりはもっとも掛かっている。内容的にはテイクオーバーターゲットが強かったという感じだが他が不甲斐ないと感じても仕方がないだろう。特に日本の短距離戦線では主役不在で混沌としているからね。サマースプリント路線の馬は夏に使われた影響が必ず出てくるだろうから、そこを使ってスプリンターズSは厳しい条件になることは間違いないだろうね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました