京成杯オータムＨの回顧「キストゥヘヴンがキャリアの違いを見せる」

　スタートでステキシンスケクンが出遅れたのには笑ったが、ステキシンスケクンが居なくても逃げ争いは厳しかったですね。持ったままのゴスホークケンを内からダンツキッスイが押して押して行ったけど逃げられない。この２頭が作り出したペースは１０００ｍ通過が５５秒９。これだけペースが速いと予想はまるっきりダメですね。勝ったキストゥヘヴンは中団外目を持ったままで追走。ペースが落ちてきた３～４コーナーを馬なりで進出し、直線入り口でも持ったままですから最後は伸びが違う。この馬は押さえて押さえての上がりの競馬よりも厳しい競馬があるのは分かっていたけど、大外枠が不利だと思って軽視してしまった。よく考えればこれまで戦って来た相手が違ったからキストゥヘヴンにとっては楽な相手だったのかもね。

　２着のレッツゴーキリシマはワンペースが合うようですね。だから、東京よりも中山や阪神のマイルがいいと思う。出遅れたステキシンスケクンがここまで追い上げてきたのには驚いたね。前半あわてた後藤が少し押して行ったけど、あれがなければもっと伸びたかも。脚質に幅が出たと言うよりも極端な競馬が合う馬と言うことでしょう。ヤマニンエマイユは軽い馬場が合うと思ったけどこのペースでよく走ったね。今回はハンディ戦で斤量が軽かったので、別定戦になったときにどれだけ粘れるかですね。マイネルフォーグは位置取りとしては良かったけど、ちょっと動くのが早かったかな。リザーブカードを目標にしていて、外からキストゥヘヴンが来たので動くしかなかったけどね。

着	馬	印	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	PCI	通過順位	脚質	上3F	-3F差	ゴール前3F位置
１	16		キストゥヘヴン	牝5	55	藤田伸二	1.32.1	42.4*	11-12-08	差し	35.1	1.1	===========◆
２	3	△	レッツゴーキリシマ	牡3	53	北村宏司	1.32.3	37.1*	04-03-04	先行	35.9	0.5	=====◆
３	4		ステキシンスケクン	牡5	56	後藤浩輝	1.32.4	42.5*	13-14-10	差し	35.2	1.3	=============◆
４	1	△	ヤマニンエマイユ	牝5	52	田中勝春	1.32.5	36.9*	05-05-02	先行	36.0	0.6	======◆
５	14		ジーンハンター	牡6	53	吉田豊	1.32.8	42.1*	15-15-14	後方	35.4	1.5	===============◆
６	8	○	リザーブカード	牡5	56	蛯名正義	1.32.9	35.9*	07-07-04	先行	36.3	0.7	=======◆
７	2		トウショウヴォイス	牡6	54	小林淳一	1.32.9	37.3*	13-09-10	中団	36.1	0.9	=========◆
８	9	▲	マイケルバローズ	牡7	55	内田博幸	1.32.9	37.3*	11-09-08	中団	36.1	0.9	=========◆
９	15	◎	マイネルフォーグ	牡4	55	松岡正海	1.33.1	36.4*	09-09-10	中団	36.3	0.9	=========◆
10	13		フジサイレンス	牡8	52	五十嵐雄	1.33.2	43.2*	16-16-16	後方	35.4	1.9	==================◆
11	7		テンイムホウ	牝6	50	柄崎将寿	1.33.6	33.6	07-07-13	後方	36.9	0.8	========◆
12	10		サトノプログレス	牡3	54	横山典弘	1.33.6	35.7	09-12-14	後方	36.6	1.1	===========◆
13	12		アイルラヴァゲイン	牡6	56	津村明秀	1.33.7	30.5	05-03-02	先行	37.4	0.4	====◆
14	6		クーヴェルチュール	牝4	54	吉田隼人	1.33.8	31.4	02-05-04	先行	37.3	0.6	======◆
15	11		ゴスホークケン	牡3	54	柴田善臣	1.34.0	26.7	01-01-01	逃げ	38.1	0.0	◆
16	5		ダンツキッスイ	牡3	54	三浦皇成	1.35.5	22.4	01-02-04	逃げ	39.4	0.2	==◆

LAP　12.2-10.1-10.5-11.2-11.9-11.9-12.2-12.1　レースＰＣＩ：34.4

通過　32.8-44.0-55.9-67.8　　上り　69.8-59.3-48.1-36.2　　平均　1F:11.51 / 3F:34.54