オークスの回顧「G1同着という歴史的瞬間」

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 オークスはアパパネとサンテミリオンが歴史史上初のG1同着。長い審議の結果、「同着」のランプがついたときは場内がどよめいた。そして、拍手。



 雨が降り続いた東京競馬場。午前中からレースを見ていたが、レース後半になるほど外から伸びる馬が上位に来ていた。こうなると外枠不利ということはない。むしろ、馬場のいいところを通れるので有利と思った。レースはニーマルオトメが積極的にハナに行き、2番手にアグネスワルツ、ショウリュウムーンは積極策に、オウケンサクラは2の脚が遅く馬群に、外のエーシンリターンズはスタート良く好位へ。勝ったアパパネはサンテミリオンを先に行かせて中段待機



 1000m通過が60秒6で速いなぁと思ったら急にペースダウン。縦長の展開だったので後続にとってはマイペースの流れ。そして、直線に向いて馬群が固まると内の馬は馬場が悪いので伸びあぐね。そこを外からサンテミリオンが伸び、その外からアパパネが伸びて壮絶な叩き合いに。一旦はアパパネがサンテミリオンを差して前に出たが、横山典弘の叱咤に応えたサンテミリオンが差し替えし、またアパパネがしぶとく並びかけたところがゴール。ゴール板を過ぎた時はサンテミリオンが出ていたが、頭の上げ下げではアパパネが下げていたのでどっちか分からない。そして、同着のランプが点灯してG1史上初の同着になった。3着には2番手から粘ったアグネスワルツ。



 着順を見てもらえば分かるが上位馬が後方からの馬。先行・好位からの馬はほとんどつぶれてしまった。発表は稍重だったがそれ以上に馬場は悪くなっていたと思う。歴史的レースはいろいろな要素が絡んで生まれた。その瞬間を現場で見ることが出来たのは幸せでした。

 

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