ダービーを考える「皐月賞を振りかえって」

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 ダービー出走馬の前走レースについて振り返ってみた。まずは皐月賞から。



 馬場状態は稍重だが、金曜日の雨で土曜日は不良馬場で始まった。芝のレースは皐月賞までに7つ。馬場状態がどんなに良くても内側は掘られてくる。



 レースはバーディバーディが引っ張る展開。2ハロン目は10秒9だが3ハロン目から12秒台のラップを刻む。2コーナーを回って向正面の下りになると徐々にペースアップ(12.5
– 12.3 – 12.1 – 11.8)。3コーナーから4コーナーにかけては逃げたバーディバーディがいっぱいになり、2番手にいたゲシュタルトが早くも並び掛けて先頭に。直線に入って外からアリゼオ、内からヴィクトワールピサが伸びてきた。脚色がいいのはヴィクトワールピサで坂下で抜け出して先頭のまま押し切る。アリゼオがいっぱいになったところに内からローズキングダム、外からヒルノダムールとエイシンフラッシュが伸びてきた。



 ラップ 12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0



 コーナー位置

 1角 : 8,6(2,9)18(1,4)(5,12)17(10,11)15(13,16)-7(3,14)

 2角 : 8,6(2,9)(1,4,18)(5,12)(10,11,17)(13,15)16,7,14-3

 3角 : 8,6,9,2,18,1(13,5,12)(7,4,11,15,17)(10,16)14,3

 4角 : (*8,6)(2,1,9,18)12(13,5,17)15(7,4,11,16)(10,14)3

 








【一言コメント】

ヴィクトワールピサ:ペースアップにも難なく対応。ハンドリングがよく馬込みも大丈夫。今のところ死角が見当たらない

ヒルノダムール:後方からの伸びは目立った。終いは堅実だが展開に左右されやすい。

エイシンフラッシュ:どんな競馬でも出来るし、終いの脚もしっかりしている。完成度が高い。

ローズキングダム:好位の馬群の中。直線も伸びてはいるがペースを考えると中途半端な位置取りだった。

アリゼオ:外々を回る競馬。直線、見せ場があったし枠順次第でチャンスはある。

リルダヴァル:行きたがる素振り。能力はあるが完成途上。

ゲシュタルト:早め先頭でこの着順は立派。先行力があるので要注意

レーヴドリアン:2の脚遅く、置かれてしまう。終いは堅実だが展開に左右されやすい。

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