エリザベス女王杯考査【横山典弘とカワカミプリンセス】

　エリザベス女王杯の１人気はおそらくカワカミプリンセスだろう。カワカミプリンセスはデビューから４連勝でオークスを制覇、５連勝目が秋華賞でエリザベス女王杯もまずこの馬で間違いないと思われたが、まさかの斜行で１着から１２着に降着。ここからケチが付いたのか故障明けのヴィクトリアマイルは１０着、宝塚記念は６着で２００７年は未勝利、翌２００８年は第44回金鯱賞で３着、府中牝馬Ｓで２着と能力を発揮してきた。特に府中牝馬Ｓは負けて強の印象を受けた。強い４歳馬がいないこのレースならカワカミプリンセスが久々の勝利を味わえると思う。



　で、このカワカミプリンセスに騎乗する横山典弘もＧ１で久々の１人気馬に騎乗。横山典弘がＧ1で１人気に騎乗したのは２００５年の天皇賞秋でのゼンノロブロイ。そして、横山典弘のＧ1勝ちとなると２００４年天皇賞春のイングランディーレまで遡る。現在Ｇ１レースに７０連敗中。その間、２着は１１回、３着は６回ある。この２着１１回のうちもっとも惜しかったのは２００５年ＪＣＤのシーキングザダイヤ。この時はシーキングザダイヤで先行して直線抜けだし、ゴールまえで武豊のカネヒキリに差されてしまった。また、２着１１回にうち５回で１着になっているのが武豊だった。ただ、武豊が先着した５回は全て武豊の方が人気馬に騎乗していた。今回は横山典弘騎乗のカワカミプリンセスの方が人気だろうし、最近ではもっともＧ１勝利に近いレースかもしれない。果たして横山典弘とカワカミプリンセスは優勝出来るだろうか？

横山典弘　Ｇ1レース騎乗一覧

集計期間：2004. 5. 2 ～ 2008.11. 2

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