【重賞回顧】
アルゼンチン共和国杯はサクラセンチュリーが力強く抜け出して勝った。斤量の５７．５キロは定量から見れば＋０．５キロだが重賞戦線で５８キロ背負って走っていたことを考えれば逆に軽くなった感じかも。昨年暮れからの勢いは凄かったがここのところは惜敗続き。輸送をすると馬体重が減るのは相変わらずだが、それでも勝つのだから力が違ったということだろう。これで、厩舎もこの馬の特徴をつかんだことだしＪＣ、有馬記念へと続く遠征競馬では甘く見られない。それにしても＋２０キロのコイントスが３着に粘るのだから競馬は分からない。休み明けとか、前走大きく減っていたとかなら分かるが普通に使われての事だからね。いくら「馬肥ゆる秋」といっても＋２０キロだと切りたくなってしまうよ。恐るべきはサンデーサイレンスの血なのか藤沢厩舎の手腕なのか。どちらにしても例外と考えたい。
ファンタジーＳのアルーリングボイスには驚かされた。スタートは良かったのに無理に行かずに好位で我慢、と思いきやズルズルと位置取りを下げて徐々に外目に。ラッシュライフが完全に抜け出したところを外からグイグイ伸びてあっという間に差しきってしまった。これが２歳馬のする競馬だから驚き。逃げ切るだけのスピードがありながら、それを温存して最後の伸び脚に切り替えることが出来るのだからこの馬の非凡な能力を感じる。これで、３年連続でエンドスウィープ（End Sweep）の血が入っている馬が勝った。サンデーサイレンス系全盛の時代でこういう血統が走ってくれるのが競馬を面白くしてくれそうだ。２着のラッシュライフは久々でこの競馬が出来るのだから今後が楽しみな馬だね。最終レースで武豊がオースミグラスワンで大外一気を見せてくれたけど、こうも上手く嵌ると笑うしかないね。
【今週の反省】
今週は爆発しなかった。土曜日の予想は結構よかったが仕事で馬券が買えたのはカシオペアＳのみでハズレでした。◎シルクネクサスが来なかったのでどうにもならないが、相手には上位３頭を買っていたので素直に（笑）ハイアーゲームを軸にしておけば３連複が取れた。シルクネクサスはちょっとねらい過ぎだったかもね。まあ、レースを見るとペースが遅くて掛かり気味だったのでこれを使われて変わってくれれば次走も人気がないだろうから懲りずに狙ってみたい。日曜日は散々で福島３レースから始めてアルゼンチン共和国杯まで全７レースを外した。この日は印を付けた馬で決まったレースがないから仕方がないが、見送った福島８レースが当たっているなどちぐはぐだった。しかし、勝利の女神は僕を見捨てなかったよ。東京１２レースを散々悩んだあげく３連複で買うのを止めて、メジロハンターからマイティスプリングとアントニオマグナムの２頭のワイドを買ってこれがダブルで的中。アントニオマグナムの方に重点を置いていたので回収率は６８２．５％。これで、日曜日の収支はマイナス２５０円だからほぼ取り返したと言っていいだろう。ワイドでもそこそこオッズが付けば３連複で無理に狙うよりも効果的かもしれない。
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