負けて強し－回顧と反省

【重賞回顧】
共同通信杯は前半スローの上がりの競馬をアドマイヤムーンが制した。マイネルグロリアスがハナを切ったが、外からモエロタケショウが掛かり気味に先頭を奪ったが流れはスロー。４コーナーを回る時はフサイチリシャールが先頭に立つ感じだが後続も前半が楽だったのでビッシリと横一線。こういう競馬になると一瞬の決め手のある馬が有利。アドマイヤムーンは武豊に乗り変わって、スタートも良くて好位からの競馬。流れも向いて直線はスパッと切れたね。フサイチリシャールは２番手から折り合いをつけての競馬。上がりの競馬になった今回は決めてのあるアドマイヤムーンに差されたが、この馬も直線はバテずに伸びていた。これまでの競馬を見ていると速いペースでそのままギヤをアップしている感じだが、今回は低速ギヤから一気に高速ギヤにチェンジしたけど加速がつくのが遅かった。レース後に福永祐一が「やっぱり走りますね。いろいろ再確認できました」と言っているように皐月賞では違った競馬をしてくると思う。ショウナンタキオンはスタートも良くて折り合っていたので伸びるかと思ったのに案外だった。本調子でないのか、この程度なのかどうなんだろう。

シルクロードＳはタマモホットプレイにやられた。２～４着を３連単で持っていたので外から飛んできた時はガックリきたよ。ギャラントアローがいいスタートを切って軽快に飛ばしていたからペースは速いと思ったけどラップを見ると34.4-45.4とスロー。馬場が悪い事もあって直線では横に大きく広がって決めて勝負。アイルラヴァゲインがちょっと早めに仕掛けて先頭に立ったけどその後ろにいたマイネルアルビオンとタマモホットプレイの決め手が上だった。内を走っていたコパノフウジンやディープサマーは馬場が影響したね。タイキジリオンは先行したけど４コーナーで一旦置かれて、再度伸びてきたのには驚いたよ。もう一度ペリエなら要注意だね。上位６頭はわずかな差だから馬場の悪い内目を通ったコパノフウジンとディープサマーは要注意マークだ。

【今週の反省】
金蹄Ｓはサンデーストリームから馬券を買ったので出遅れた時点でアウト。今週の内田博幸は乗れていなかったね。まあ、彼にもこういう日があるということか。調教が良くてブリンカーをつけたカオリノーブルがもっと飛ばすと思ったけど引きつけての競馬でペースは遅かった。こうなると何でも来てしまう感じでこのクラスでは常連のアルファフォーレスはスムーズな競馬で勝ってくださいって感じ。シャーベットトーンは流れが遅かったのが良かったにせよ成長力のある４歳馬は侮れない。アップドラフトの凡走は使い詰めで調子落ちなのかもね。

西陣特別はエイシンボーダンが普通のスタートで２番手に控えたことで前残りの競馬。馬券はビッグシャークとの馬連、３連複だったので大ハズレ。リーサムウェポンは競っているうちはいいけど外から交わされるとダメなので、ビックシャークの差しを予想した時点で消していた。ナリタフロンテアーやカリスマサンキセキを買っているようじゃダメダメ。最終レースでアイファーフクオーとフィールドルージュをとったが、スナークファルコンの調教がダメって桃薫さんが教えてくれたんだから資金配分を変えればよかったよ。詰めが甘いな。