スプリンターの資質を問われるレースといっても過言ではない厳しいレースがスプリンターズS。過去10年のラップタイムを見ると前半3F平均が33秒12、上がり3F平均が34秒85、平均走破タイムが1分7秒97となり、それなりのスピードと持続力が必要とされる。前半が33秒台でも前が残るケースが多いこのレースでは4コーナー10番手以内が勝つ条件。過去10年で4コーナー10番手以下で連対出来たのはデュランダルただ1頭のみ。出来れば4コーナー6番手以内が理想の位置取り。昨年のロードカナロアは9番手からの差し切りでレコード勝ちだから相当に強いレースをした事になる。
コース【中山芝1200m】
スタートは2コーナーを過ぎたところから。スタート後が下り坂と言うこともありスピードが出やすく、最初のコーナーの入口が緩やかなのでスピードが乗りすぎると外にふくれやすくなる。直線は310mとローカル並みに短いがゴール前に高低差2.4mの上り坂があるので力がない馬は止まってしまう。枠番でみると内枠よりも外枠の方が成績がいい。特に7枠が過去10年で4勝と抜けている。
ステップレース(前走)
ステップレースとして使われ事が多いセントウルS組が強い。他ではキーンランドSや北九州記念組など夏の短距離レースを使い力を付けて来た馬など。
前走の位置取りとしては先行している馬がいい。スピード自慢が集まるレースなのでステップレースで遅れているようだと本番では辛い。
血統
ミスプロ系、ノーザンダンサー系が強い。サンデーサイレンス系ではサンデーサイレンスかフジキセキ産駒だけが連対しているだけ。
【結論】
セントウルS組が狙い目。軸はセントウルS1着のハクサンムーンと2着のロードカナロア。
スプリンターズS 過去10年 1~3着馬の前走成績
スプリンターズS 過去10年 連対馬の血統一覧
スプリンターズSの登録馬 血統と前走
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