オールカマー考査

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 伝統の一戦オールカマーについて考えてみた。このレースは中山を得意とする馬が好走するパターンが多い。昨年の勝ち馬ナカヤマナイトは中山で4勝、2着のダイワファルコンは中山で5勝2着4回。2007~2009年まで3連覇したマツリダゴッホは中山で8勝。ドリームジャーニーやバランスオブゲームも中山巧者だった。



 連対馬の血統をみると近年はサンデーサイレンス系が強いが過去10年でみるとノーザンダンサー系も活躍しているのが分かる。母父ではNasrullah系の活躍が目立つ。京都や東京のようなキレキレの脚を使えるサンデーサイレンス系よりも長くいい脚を使えるタフなタイプが好走するコースだと思われる。



 ラップタイムをみるとレースの上がり3F平均は35秒18。勝ち馬の上がり3F平均は34秒93で最速は2009年のマツリダゴッホの34秒1だった。中山2200mと類似しているのが阪神2200mなので宝塚記念で好走した馬はオールカマーでも好走している。



 前走をみると宝塚記念、天皇賞春、札幌記念出走馬が強い。GⅡ戦になればそれなりに強いメンバーと戦ってきた実績がある馬が好走するということだろう。



 登録馬からの注目馬としては昨年の2着馬ダイワファルコン、宝塚記念2着のダノンバラードの2頭を挙げておく。ムスカテールは東京向きだと思っているが鞍上が内田博幸なら何とかするかも。オーシャンブルーは有馬記念2着の実績はあるが、あれはルメールマジックなので今回は久々で人気になりそうなので消しでいい。札幌記念2着のアスカクリチャンは力のいる馬場で好走しているようにタフなタイプ。人気にならないので狙って面白い。





オールカマー 過去10年の連対馬 血統一覧






オールカマー 過去10年の連対馬 前走一覧






オールカマー 過去10年 勝ちタイムとラップタイム






オールカマーの登録馬 血統と前走





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