エリザベス女王杯の回顧「ルメールマジック炸裂」

　ポルトフィーノの落馬には驚いたね。しかも、内からから馬が行ったのでレースはどうなるかと思ったけど、コスモプラチナが後続を離しての逃げ。２番手にはビエンナーレなどで好位からリトルアマポーラ、カワカミプリンセス、ベッラレイア、マイネレーツェルなど。１０００ｍ通過は５９秒３でしたが２番手以下はもう少し緩い流れ。こうなるとカワカミプリンセスが勝つ流れだと思ったら前にいるリトルアマポーラの手応えが良くて直線にはいると早めに抜け出してしまった。カワカミプリンセスもベッラレイアも伸びているけど前との差はジリジリとしか縮まなかった。



　僕としてはカワカミプリンセスはともかくレインダンスとエフティマイアが前に行かなかったので１コーナーで馬券は当たらないと思ったね。それに、ベッラレイアがカワカミプリンセスの後ろにいたのでこの２頭で決まりかなと思った。まさかリトルアマポーラが先行して抜け出してしまうとは。ルメールと言えば２００５年の有馬記念で差し馬だったハーツクライに騎乗して、まさかの先行策。しかし、その先行策でディープインパクトに初の黒星を付けた。その後、ドバイシーマクラシックを勝ち、キングジョージでは３着だった。あのときの有馬記念でルメールは何をするか分からないと思っていたが、まさか秋華賞でも同じような事をするとはね。スタートの良くないリトルアマポーラがまともに出てそのままの位置での競馬。ペースが速くないので追走に苦労することなく直線はこの馬らしい伸びを見せた。決め手がある馬が前で競馬をして伸びてしまっては後続はどうしようもない。



　レースの流れはほぼ思ったとおりだったが狙った馬がその競馬をしてくれなかった。競馬は難しいね。

エリザベス女王杯の成績

LAP　12.5-10.7-11.9-12.1-12.1-12.4-12.8-12.4-11.5-12.0-11.7

通過　35.1-47.2-59.3-71.7　　上り　72.8-60.4-47.6-35.2　　平均　1F:12.01 / 3F:36.03


Output by TARGET frontier JV