今年から朝日杯フューチュリティSは阪神競馬場で行われることになった。これにより、関西馬優位は間違いない。また、忙しい中山競馬場に比べてゆったり運べる阪神競馬場になることで差し馬にもチャンスがある。先週の阪神ジュベナイルフィリーズを見ても分かるが平均ペースでも差しが決まる展開になる。これまでの朝日杯FSはどちらかと言えばマイラー色の強い馬が勝っていたが、阪神に変わったことで中距離で活躍する血統の馬が勝つと思う。
今年の登録馬は全部で29頭、収得賞金900万の馬が抽選。400万の馬は賞金上位馬の回避が出ないかぎりほぼ出られない。注目馬はなんと言っても兄にドリームジャーニー、オルフェーブルというGⅠ馬がいるアッシュゴールド。デビュー戦は周囲の期待を裏切り6着と惨敗。見せ場もなかった。しかし、休み明けの未勝利戦では体重を6キロ増やして、調教でも動いていることから1人気に推されて、期待に応えて快勝。仕掛けてからの反応はいまいちだったが、素質馬らしい脚で差しきった。前走のデイリー杯2歳Sでは勝ち馬のタガノエスプレッソは捉えることが出来なかったが、上がり3Fはメンバー最速の33秒6だった。兄同様にこれから良くなるような走りをしているので今回負けても来年の春頃は楽しみな1頭になっているかもね。
クラリティスカイはいちょうSでレコード勝ち。そつのない競馬で直線でも余裕たっぷり。内から抜け出して来たように競馬が上手い。兄クラリティシチーもこの時期は走っていたように早いうちから活躍する血統かもしれない。
ダノンプラチナはいちょうS3着馬ミッキーユニバースをまったく相手しない勝ち方だった。逃げ馬が前にいるのに鞍上の蛯名は左右を確認してから追い出す余裕。同日の古馬オープンキャピタルSとはコンマ7秒差。ディープインパクト産駒らしい大物感がある。近親にはマツリダゴッホやナリタトップロードいる血統だ。
ネオルミエールはいちょうSでクラリティスカイに完敗だったが、良馬場で時計が出やすい馬場と言うことを考慮すれば終いの脚はしっかり使っていたし今回も期待出来る。半兄のフラムドグロワールはいちょうSを勝ってこのレースでは4着に。兄よりは決め手があるので着順では上に来そうな感じがする。
朝日杯フューチュリティSの登録馬
朝日杯フューチュリティS 過去28年の勝ち馬一覧
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