今週は3歳牝馬クラシックの最終戦、秋華賞です。前哨戦のローズSを勝ったのはオークス馬のヌーヴォレコルト。桜花賞ではハープスター、レッドリヴェールと差のない競馬をして3着。オークスではハープスターの猛追を首差しのいで勝利をものにした。自在性のある脚質でどんな競馬でも出来るのが強み。休養明けのローズSをマイナス6キロで出走したのはちょっと意外だったが、その後は栗東に滞在しているようなので体のケアは万全でしょう。
阪神JFの勝ち馬で桜花賞2着のレッドリヴェールは前走ローズSはプラス10キロで出走し6着に敗退。使い減りするタイプと思われるので、きっちり仕上げると走りすぎるところがあるので前哨戦は余裕残しだと思う。今回はキッチリ仕上げてくると思うので好勝負出来るはず。ローズS3着のリラヴァティはチューリップ賞で逃げて3着、桜花賞では逃げずに9着、そしてローズSは逃げて3着に。ペースメーカー的な存在ではあるが、2000mの内回りなら前残りのチャンスはある。内枠でも引いてスンナリ行けると面白い。
松田博資厩舎からはサングレアル、レーヴデトワール、タガノエトワール、セウアズールの4頭が登録。大将格のハープスターは凱旋門賞に出走したのでこのレースには出てこないが、それでも4頭も送り込もうというのだから凄い。サングレアルは兄姉にブエナビスタ、アドマイヤオーラ、トーセンレーヴ、ジョワドヴィーヴルなど重賞勝ち馬がいる超良血。しかし、馬体の成長がないのが悩みどころ。レーヴデトワールも姉にGⅠ馬レーヴディソールがいる良血馬。桜花賞は5着で、オークスは抽選に外れて出走出来ず。自己条件では勝てなかったが、トライアルの紫苑Sを勝って出走に。展開次第なところはあるが、良血なので一発に期待かな。タガノエトワールは未勝利を勝って、次走のローズSで2着に入り権利を獲得。デビューが5月と遅かっただけにようやく間に合った感じだが勢いはこの馬が一番かも。最後の1頭、セウアズールは抽選待ち。
ショウナンパンドラは紫苑Sで2着に入り権利を獲得。これまでの戦歴からみると直線平坦コースが合うイメージ。道悪になるともっといいが、良馬場でも切れるでしょうね。オメガハートロックはヌーヴォレコルトと同じ馬主。祖母がアイリッシュダンスということは近親にはハーツクライがいる血統。骨折明けで久々だが仕上がりはいいようだ。
秋華賞の登録馬
秋華賞 過去18年の勝ち馬一覧
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