オーシャンＳの登録馬「無事是名馬、ネイティヴハートは６回目の出走」

　高松宮記念の前哨戦として昨年から重賞に格上げされたレース。今年も混戦の短距離線戦線に多くの馬が登録してきた。その中でも有力馬の多くが出走したシルクロードＳを振り返ってみたい。今年のシルクロードＳはここ５年ではテンもタイムも速く厳しいレースになった。勝ったエムオーウイナーは出走しないが、２着タマモホットプレイ、３着ビーナスライン、４着アンバージャック、５着サチノスイーティーのほかにコスモフォーチュン、スピニングノアール、リキアイタイカン、コパノフウジンの８頭が登録してきた。

　シルクロードＳで人気を裏切ったアンバージャックは道中押っつけ押っつけで行きっぷりが悪かったけど、２着タマモホットプレイとはコンマ１秒差。もともと柴田善臣が騎乗できるか分からないので出走可否をギリギリまで悩んで出走した経緯があったので調整の狂いが生じたと考えている。今回は中山開催だし一度使われてピリッとしてくるので前走よりは動けるはず。５着のサチノスイーティーはハナを切らずに好位からの競馬で結果を残した。ダートのガーネットＳでも好走しているので中山の坂は苦にしないと考えていい。内枠でも引いてスンナリ逃げられるようだと面白い。

　昨年の勝ち馬ネイティヴハートが今年も参戦。オーシャンＳ（グレード前を含めて）には５回出走して２勝している。今年で９歳になるが１２００ｍ戦なら切れる脚が使える。出てくれば面白いのがアイルラヴァゲイン。賞金が足りなくてシルクロードＳは除外、ダートのすばるＳに出走したが見せ場をつくっだけ。昨年のこのレースで４着に来ているように力はある。１年経ってパワーアップしているので出てくれば楽しみな馬だ。