秋華賞回顧「岩田康誠の好騎乗でブラックエンブレムが勝った」

　波乱ムードがあった秋華賞は１１人気のブラックエンブレムが勝ち、８人気のムードインディゴが２着に。そして、１６人気のプロヴィナージュが３着に粘って大波乱。３連単はなんと１０００万馬券となった。波乱の立役者となったのは１着馬と３着馬を送り込んだ美浦・小島茂之調教師でしょう。この日は京都に５頭連れてきて２勝２着１回３着１回の好成績。関東馬がこれだけ活躍してくれるのは嬉しいけど、馬券が外れたのでそっちは悔しい。



　レースはハナ切ったエアパスカルを向正面で交わしたプロヴィナージュが快調なペースで逃げた。１０００ｍ通過ｇが５８秒６はちょっと速くて、しかもプロヴィナージュは押して押しての逃げ。それでいて４コーナーでは後続を引き離そうというのだからびっくり。そのまま逃げ切るかと思ったが、内からブラックエンブレムがグイグイ伸びてきて１着でゴール。岩田康誠は上手く乗ったね。中段の内目から動かずに直線勝負。エアパスカルがバテて外に振れるのがわかっていたような騎乗でした。あそこで内が開かなければムードインディゴが差しきったか、外に出したときに他の馬に迷惑を掛けたりしてプロヴィナージュが残ったか。勝つときは何もかもが行くモンですね。



　中段の内目にいたムードインディゴは直線の入り口で上手に馬郡を捌いて伸びてきたが届かず２着。３着争いはプロヴィナージュがブライティアパルスをギリギリおさえきった。ブライティアパルスは先行したが、直線の入り口でスッと反応が出来なかった。だけど、そこから伸びてきたのだから力を付けてきているんでしょうね。



　レジネッタは馬郡の中に入れないとダメなタイプなのかもね。スムーズな競馬をしたけど、直線は外に出しすぎ。トールポピーはスタート後に少し掛かっていた。長くいい脚を使う馬だが軽い馬場の時計勝負になると厳しいね。オディールは脚の使い所が難しい。前走は先行してジリジリ。今回は控えたけどジリジリ。スピードがあるので距離は短い方がいいかも。



　秋華賞は外枠がいいとか書いたけど度外れでしたね。しかも、逃げ馬と差し馬が絡む展開ですから僕にはお手上げでした。

LAP　12.3-10.4-12.3-12.2-11.4-12.5-11.9-11.5-11.8-12.1

通過　35.0-47.2-58.6-71.1　　上り　71.2-59.8-47.3-35.4　　平均　1F:11.84 / 3F:35.52

タイム分析・秋華賞 【芝2000m】

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