今年、２年目の騎手は小島太調教師の息子太一、藤沢和雄厩舎所属の塚田祥雄、佐賀競馬の名ジョッキー鮫島克也の息子で松田国英厩舎所属の鮫島良太らがいるが、中でも鮫島良太騎手の最近の活躍がめざましい。先週までの１回福島での成績を見るとリーディング１位中館英二（８勝）、２位鮫島良太（６勝）、３位赤木高太（６）だった（２着の差で鮫島が上に）。中館、赤木はローカル巧者なので分かるが、鮫島良太は今年２年目でしかも福島は昨年たったの２日間の騎乗しかなかったのに今年は６勝と勝ち星を量産している。軸馬予想で注目騎手として鮫島良太を挙げることがたびたびあったが、実はそういう予感もあった。それは、所属厩舎はＧ１ハンターの松田国英厩舎で騎乗馬のほとんどが関西馬と言うことだから勝つ要因はあると思っていた。それにしてもまさかここまでとは思っていなかった。やはり、佐賀の名騎手鮫島克也のジョッキーとしての資質が息子に受け継がれているのかもしれない。
◆騎手別集計 騎手：２年目 --------------------------------------------------------------------------- 順位区分 着別度数 勝率 連対率複勝率単回値複回値平均着平人気 --------------------------------------------------------------------------- 1 鮫島良太 34- 46- 27-414/521 6.5% 15.4% 20.5% 62 62 7.9着 7.7人 2 大野拓弥 21- 19- 22-400/462 4.5% 8.7% 13.4% 103 81 8.5着 9.9人 3 塚田祥雄 19- 15- 21-320/375 5.1% 9.1% 14.7% 53 54 8.9着 9.3人 4 小島太一 15- 17- 13-201/246 6.1% 13.0% 18.3% 48 66 8.3着 8.0人 5 中村将之 9- 17- 17-221/264 3.4% 9.8% 16.3% 22 125 8.7着10.0人 6 佐藤聖也 5- 9- 8-228/250 2.0% 5.6% 8.8% 45 71 9.6着11.3人 ---------------------------------------------------------------------------
鮫島良太騎手の成績は現在、全国リーディング１７位、関西リーディング１１位だから結構頑張っている。デビューしてからこれまでの成績をみてみると場所別では小倉、中京での成績がいい。佐賀出身ということもあり力が入るところだし、いい馬も集まっている。クラス別では斤量の恩恵を受けられる平場がよく、特別戦だと騎乗数も少ないがレースの質が違うので現状では厳しいようだ。人気別でみてみると２番人気での成績が極端に悪い。人気厩舎の宿命なのか前走の着順が悪くても人気になってしまうパターンが結構あった。まあ、いろいろと見てみると狙い所はローカルの５００万条件で関西馬というところか。今週末が１回福島の最終週になるのでどんな騎乗を見せてくれるのか楽しみにしている。
RACING BOOK (DATA ROOM):鮫島良太 ２年目の注目騎手
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