天皇賞（春）の枠順決定　アサクサキングスは８枠１７番

　天皇賞（春）の枠順が決まった。出馬表をみると７枠１５番モンテクリスエス、８枠１６番スクリーンヒーロー、１７番アサクサキングス、１８番ヒカルカザブエと注目馬が外枠に集まったね。そこで、過去２３年の馬番別成績をみると外枠の成績がよくない。長距離線なので枠番は関係ないと思っていただけにちょっと意外な感じがした。また、後入れの偶数枠よりも奇数枠の方が成績がいいのも意外でした。まあ、天皇賞（春）はフルゲートになることが少なく、過去２３年でたったの７回ですから外枠の成績がよくないのも仕方がないのだろう。



　展開の鍵を握るテイエムプリキュアは３枠６番、ホクトスルタンは５枠９番。この２頭の出方でレース展開は大きく変わるでしょうね。テイエムプリキュアは控えてはダメな馬なので行くだけ行くでしょう。最後まで残れるとは思えないけど大きく離して逃げた場合、後ろから行く馬は動き出しが難しい。早く動けば脚があがるし、遅ければ捕まえきれない。記憶に新しいのは２００４年のイングランディーレの逃げ切り勝ち。この時のレースはイングランディーレが先手を取って後続を大きく引き離し、そのまま逃げ切ってしまった。この時のラップを見るとペースがグッと遅くなる中間の１０００ｍで１３秒台のラップは１度だけ。そして、上がり３Ｆを３６秒１でまとめてしまった。こうなると後続は仕掛けどころが難しく、全体的に早めのポイントで仕掛けるのでスタミナのない馬には厳しいレースとなってしまう。



　テイエムプリキュアが勝った日経新春杯のラップを見ると前半の１０００ｍが６１秒１、後半の１０００ｍが６０秒３で道中のラップでは１３秒台は一度もない。また、昨年の日経賞で３着になったときも道中で１３秒台は一度もなかった。また、ホクトスルタンも速いペースで逃げて粘るタイプなので、この２頭が後続を離して逃げるのではないかと思う。でも、もしかしたらスタミナに自信のあるアサクサキングスはある程度前に行って、自分から動いて前をつぶしに行くことも考えられる。

　

天皇賞（春）の出馬表

天皇賞（春）　過去２３年の馬番別集計

天皇賞（春）　過去２３年の枠番別集計

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