菊花賞の回顧「オウケンブルースリは強かった」

　まずはレース回顧から。スタート良く飛び出したアグネススターチがハナを切ったが内から押していったノットアローンが我慢できずに先頭に。横山典弘が併せないように外からハナに立ったけど、１０００ｍ通過は５８秒８のハイペース。「これでは、まずい！」と思った横山典弘がペースを落としたが、アグネススターチはジワッと並んでから先頭に。ここでペースがガクッと落ちて１０００ｍから２０００ｍの通過タイムは６６秒７の超スローとなった。スタートで行きたがった馬達は行ったり押さえたりで折り合うのに苦労していたね。小牧太はスマイルジャックに気分良く走らせたために後半はおつりが無し。マイネルチャールズの松岡正海はよく我慢したし、直線も早めに抜け出したけど最後は一杯になったようにスタミナが足りなかったね。上位に来たのは後方で折り合っていた馬。唯一、３着に粘ったナムラクレセントはスタミナがある馬だと思う。



　勝ったオウケンブルースリは思ったよりも前での競馬。折り合いに心配がないのでペースダウンも関係ない。３コーナーからのペースアップの時に一気に外をマクリ気味に上がって直線の入り口では先頭集団の外に並ぶ。ちょっと仕掛けるのが早いかと思ったけど、直線向いてからの伸びは凄かった。２着のフローテーションも直線は良く伸びたね。スペシャルウィーク×リアルシヤダイという血統だけにスタミナは豊富なのかもね。血統ではスタミナがあるのはわかっていたけど、ちょっと買えなかったね。３着のナムラクレセントは先行馬で唯一残った。ヤマニンセラフィム×サクラシヨウリだがヤマニンセラフィムは早めに種牡馬になったのでスタミナがあるかどうかわからないが、サクラシヨウリは菊花賞馬のサクラスターオーだし、サクラシヨウリの父パーソロンはボールドシンボリやメジロアサマを出しているように底力があり、それを受け継いでいるのかもしれないな。

LAP　12.9-12.2-11.0-11.7-11.0-12.2-13.9-13.8-13.5-13.3-12.9-12.0-11.5-12.1-11.7

通過　36.1-47.8-58.8-71.0　　上り　73.5-60.2-47.3-35.3　　平均　1F:12.38 / 3F:37.14

タイム分析・菊花賞 【芝3000m外】

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