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2015年9月 9日

サイト移転のお知らせ

 独自ドメインを取得して約15年と3ヶ月続けてきましたこのブログを引っ越すことにしました。新しいサイトは以下のアドレスになります。

http://racing-book.net/

 新しいサイトでも楽しんでいただけるような中身のあるサイトにしたいと思っております。今後もよろしくお願いします。


社台RHとサンデーRの2強時代からキャロットFが加わった3強時代へ

 先日、『「社台王朝」の異変に気づけば大儲けができる! (競馬ベスト新書)』という競馬本を読んだ。これによると社台グループに異変が起きているという。社台グループについては当ブログでも何度か取り上げているし、暇さえあればTARGETでデータ集計しているので目から鱗ほどのことは書いていないが、社台グループについてよく知らない人は一度読んでおくといいかも。

 社台グループにはノーザンファーム系のサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングと社台ファーム系の社台レースホース、グリーンファーム、追分ファーム系のG1レーシングなどの1口馬主がある。この中ではサンデーレーシング(以下サンデーR)、社台レースホース(以下社台RH)が馬主としては2強だったが、ここに来てキャロットファーム(以下キャロットF)が台頭してきた。昨年はキャロットFが2強を抑えてついに馬主リーディング(勝利数、賞金合計)に輝いた。しかも、キャロットFの好調ぶりは今年も継続中で9月6日終了時点で賞金合計で2位(勝利数ではトップ)になっている。


馬主リーディング 2014年と2015年(9/6現在)

馬主リーディング


 キャロットFがなぜこれほど強いのか内容を見てみると、現時点での競走馬のクラス別ではオープン馬24頭、1600万18頭、1000万31頭となって所有数はトップ。現役馬も194頭でトップ。賞金の高いクラスの馬が多くいるということはそれだけ勝ち上がっている証拠。では、キャロットFの馬には誰が騎乗しているかを見てみると、現時点(9月6日現在)で一番多いのは北村友一、次いで柴山雄一、そして戸崎圭太、福永祐一、川田将雅、北村宏司の順になる。ちょっと意外な感じがするがこれが現実。昨年を見てみると浜中俊、岩田康誠、福永祐一、北村宏司、戸崎圭太、川田将雅、北村友一の順になっていた。また、勝利騎手で見ると福永祐一、川田将雅、岩田康誠、吉田隼人、ルメール、戸崎圭太の順で、リーディング上位の騎手がしっかり勝っていることがわかる。

 また、最近では外厩制度を利用する厩舎が増えているのもキャロットFが強い要因ではないかと。というのもキャロットFの馬はノーザンファームしがらきやノーザンファーム天栄などに放牧に出され、それらの調教施設の整った牧場でびっしりと調教をしてくるから休み明けでもいきなり走ってしまう。強い馬作りをするのはどのような設備が必要でそのような調教をすればいいのか、またどのように休養して回復させるかなど巨大企業社台だからこそできることなのだろう。これは、社台グループ全般に言えることだが、なぜキャロットFの馬が多く勝っているのか。ここにノーザンファームの策略があるのではないか。


キャロットファーム 騎手騎乗数ランキング 2014年と2015年(9/6現在)

キャロットF 騎手


 サンデーRの募集馬は高額馬が多いので購入する人もそれなりに収入がある人達。でも、キャロットFの募集馬は口数が多いので1口の価格はサンデーRよりも安く買いやすい。『買いやすい=走らない』では会員数が増えないが、『買いやすい=走る』なら会員数が増えることになる。ただ、走り過ぎると高額馬のサンデーRの会員に不満が出る。しかし、これまでのサンデーRの所有馬を見ればGⅠを勝つ馬がゴロゴロいた。この辺の使い分けがノーザンファームが上手なところではないか。勝利数こそキャロットFがトップだが、賞金合計ではサンデーRがトップ。この違いは重賞の勝利数の違いでキャロットFは重賞3勝(GⅢ3勝)、サンデーRは重賞7勝(GⅠ2勝、GⅡ1勝、GⅢ4勝)と歴然の違いがある。昨年は賞金も勝利数もキャロットFに持って行かれたが、今年はここからサンデーRの巻き返しがあってもおかしくない。

 キャロットF、サンデーRに置いて行かれているのが社台RH。社台RHはデータがある1986年から2005年まで20年間リーディング1位だった。それが、2006年にサンデーRに首位の座を明け渡し、その後2009年までは何度が首位になったが2010年からは2位が定位置にそして昨年はついに3位に落ちてしまった。社台グループの長である吉田照哉氏が率いる社台F系社台RHがこのままでいるはずがない。今年は勝利数は2位で賞金合計は3位だが、まだ僅差なので逆転の見込みがある。所有馬の頭数、上位クラスの頭数はキャロットF、サンデーRより少ないが、騎乗騎手がこれまで違っている。昨年の騎乗数ベスト5は蛯名正義、三浦皇成、北村宏司、浜中俊、岩田康誠だったが、今年はデムーロ、ルメール、デムーロ(弟)、内田博幸、福永祐一となっている。この顔ぶれを見れば今年これからの活躍が期待できるのではないかと思う


社台RH 騎手騎乗数ランキング  2014年と2015年(9/6現在)

社台RH 騎手


馬主一覧 平地クラス別頭数一覧(中央現役馬のみ) 9/6現在

馬主一覧


Output by TARGET frontier JV






Posted by nobita at 2015年9月 9日 20:20 | Category : 馬主あれこれ




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