桜花賞を対戦成績から考えてみた。大本命のレーヴディソールが骨折による戦線離脱で混沌とした感じのある桜花賞だが、対戦成績からみるとそれほど荒れそうな雰囲気はない。レーヴディソールがいなければホエールキャプチャが主役に浮上する。この馬の成績を見れば分かるが、３戦目の芙蓉ＳではスプリングＳを勝ったオルフェーヴルを押さえ込み勝利。ファンタジーＳでは出遅れて最後方からの競馬になったがいい脚を使ってタイム差なしの３着。阪神ジュベナイルフィリーズではレーヴディソールのコンマ１秒差の２着で、明け３歳初戦のクイーンカップは快勝。成績もいいし戦って来た相手も強い。間隔は開いたが能力はこの馬が１番でしょう。
阪神ジュベナイルフィリーズ３着のライステラスはチューリップ賞でレーヴディソールからコンマ７秒差の２着。ちょっと離されたけどこの馬も順調に来ている。京王杯ではグランプリボス、リアルインパクト、テイエムオオタカなどと接戦を演じている事からも能力はある。チューリップ賞３着のメデタシはエルフィンＳでエルフィンＳでマルセリーナに完敗。地味に伸びるタイプなだけに大崩れはなさそう。阪神ジュベナイルフィリーズ９着のダンスファンタジアは人気先行型。フェアリーＳは鮮やかな差しきり勝ちだったが、クイーンカップではいいところ無しの６着。重賞勝ちがあるように力はあるけど精神的に安定していない感じがする。
クイーンカップ４着のフレンチカクタスはトライアルのフィリーズレビューを快勝。そのフレンチカクタスとの対戦成績が１勝１敗なのがデルマドゥルガー。牡馬相手のジュニアカップを勝っている。フィリーズレビューはフレンチカクタスからコンマ２秒差の２着に入ったスピードリッパーはサフラン賞でライステラスの３着、フェアリーＳでダンスファンタジアの２着。ここまで６戦して複勝率１００％だから安定感はある。
エルフィンＳの勝ち馬マルセリーナはシンザン記念でレッドデイヴィス、オルフェーヴルと僅差の競馬。能力があるのは間違いないが、減り続けている馬体重の回復と間隔が開いているのが気になるところ。シンザン記念では並み居る強豪を抑えて１人気に支持されたドナウブルー。トライアルのフィリーズレビューでは出遅れて後方からの競馬。最後はいい脚を使ったが外を回るロスがひびいて４着に。出走は抽選になるが出てくれば面白い。
対戦成績から見るとホエールキャプチャ、ライステラスが上位、次いでマルセリーナ、フレンチカクタス、デルマドゥルガー、メデタシ、スピードリッパーなどがいい。
桜花賞登録馬の対戦成績
コメント