ジャパンカップダートの回顧「強すぎるヴァーミリアン」

　ジャパンカップダートはヴァーミリアンのワンマンショーだった。１０００ｍ通過が５８秒９のハイペースを中段外目で悠々と追走していたヴァーミリアンは４コーナーの途中からスッと順位を押し上げ。直線の入り口で前を行くスチューデントカウンシルに並び掛けるとスッと伸びて、前を行くフィールドルージュを交わして直線は独走。必死に追うというよりも仕掛けるとしっかり伸びるといった感じでかなり余裕のある勝利だった。本命に推したスチューデントカウンシルはヴァーミリアンよりも少し前で競馬をして４コーナーでは手応えがあるように見えたが、ヴァーミリアンに交わされると抵抗できずにズルズル後退。行きっぷりが良かっただけに少し前で競馬をしすぎたかもね。



　２着のフィールドルージュはこれ以上ない上手い競馬をした。横山典弘はまたもや２着。ゴール板を過ぎたときに首をひねっていたが「これだけ上手くいった競馬をしたのに何故勝てない？」といったところかな。サンライズバッカスにとっては良い展開だったが、上位２頭とは距離適性の差かもしれない。メイショウトウコンにとってはペースが速すぎた。もう少し遅ければもっといい脚を使えて差を詰めてきたでしょうね。上位３頭は昨年の４着、３着、５着。昨年の１、２着馬が出ていないのでそのまま順位を入れ替えてシフトした感じですね。

2007年11月24日(土)　5回東京7日　天候 : 晴 　馬場状態 : 良

【11Ｒ】　第8回ジャパンカップダート

３歳以上・オープン・Ｇ１(定量)　(国際)(指定)　ダート 2100m　16頭立

LAP　 7.1-10.7-11.9-11.7-11.5-11.9-12.6-12.3-12.5-12.0-12.5

通過　*35.5-47.2-58.9-71.1　　上り　73.8-61.9-49.3-37.0　　平均　1F:12.07 / 3F:36.20

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