桜花賞はロードカナロア産駒のアーモンドアイが勝ち、皐月賞はオルフェーヴル産駒のエポカドーロが勝った。桜花賞の1人気はオルフェーヴル産駒のラッキーライラック、皐月賞の1人気はキングカメハメハ産駒のワグネリアンだった。人気、着順ともにディープインパクト産駒の出番がないというのは珍しい。過去のデータで探してみたら2015年が該当した。皐月賞を勝ったのはキングカメハメハ産駒のドゥラメンテ、1人気はMarju産駒のサトノクラウン、桜花賞を勝ったのはキングカメハメハ産駒のレッツゴードンキ、1人気はマンハッタンカフェ産駒のルージュバックでした。他の年度ではディープインパクト産駒がどちらかのG1を勝っていますね。まあ、偉大な種牡馬のサンデーサイレンスでもそういう年がありましたから、今年だけ見てディープインパクト産駒の活躍が少なくなるとは言えないでしょう。
勝利数はディープインパクト産駒が多いですが、徐々に他の種牡馬に推されているようです。今年の3歳戦での成績は勝率、勝利数、獲得賞金、1走あたりの賞金は全てディープインパクト産駒が1位でした。3歳重賞戦ので成績を見ると勝利数と賞金合計額は1位ですが、1走あたりの賞金ではロードカナロア産駒やオルフェーヴル産駒に負けています。ただし、平均着順でみると出走頭数が一番多いのにロードカナロア産駒やオルフェーヴル産駒よりも上に来ています。ディープインパクト産駒は血統的のいい馬が多いのでこれから強い馬が出てくると思います。
現3歳の種牡馬別産駒数をみるとディープインパクト155頭、ハーツクライ154頭、ロードカナロア147頭、オルフェーヴル132頭、ルーラーシップ128頭となっています。産駒数ではそれほど変わらないが勝利数、重賞出走数などではディープインパクト産駒が抜けています。ディープインパクト産駒は走る馬が多いということではないでしょうか。種付け料は高いですが、繁殖牝馬の質がいいので走る馬が多いと思います。ロードカナロア産駒にはサンデーサイレンス系の繁殖牝馬がつけやすいので、キングカメハメハ産駒のようにディープインパクト産駒を脅かす存在の馬が多く出てきてもおかしくないですね。
ディープインパクトは16歳、ロードカナロアとオルフェーヴルは10歳とディープインパクトより6歳若いですからあと数年で成績が逆転するかもね。ただ、その頃にはディープインパクト系種牡馬も出てくるでしょうから種牡馬戦国時代になるかもしれないですね。
3歳種牡馬成績
3歳種牡馬成績 重賞のみ
3歳戦 重賞勝ち馬一覧
過去33年の皐月賞馬と桜花賞馬
種牡馬データ 世代別頭数一覧(3歳馬頭数 上位30位まで)
種牡馬データ 3歳馬・中央現役馬 クラス別頭数 上位30位まで
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