キングマンボ産駒『タイガーマスク』はヒーローになれるか

　今月２０日に藤沢和雄厩舎から注目の１頭がデビューする。

　「しろいマットの　ジャングルに　きょうも　あらしが吹きあれる・・・・」

　子供の頃のヒーロだったタイガーマスクは自分を育ててくれた「ちびっこハウス」の為にファイトマネーを寄付していた。虎の穴出身だが裏切り者として刺客との戦いを強いられていたが、最後はタイガーマスクが勝つというまさにヒーロー。そのヒーロー『タイガーマスク』の名前を付けた競走馬がデビューする。

　このタイガーマスクは収得賞金のうち馬主の取り分８０％、調教師の取り分１０％を児童養護施設などに寄付するらしい。このことは馬主の山本英俊氏の意向に藤沢和雄調教師が賛同して実現した。デビュー戦の手綱をとるのは武豊でかれも山本英俊氏の意向に賛同していると言うこと。血統的にも楽しみだし、ここのところ調子の上がらない藤沢厩舎の活性化になるかもしれない。いろんな意味で注目の１頭に違いない。

　タイガーマスクの血統は父Kingmambo、母Krisada、母父Kris S.。父Kingmamboといえば日本ではジャパンカップを勝ち凱旋門賞２着のエルコンドルパサー。ＮＨＫマイルカップ－ダービーとＧ１連勝を果たしたキングカメハメハがいる。母Krisadaはアメリカの重賞（La Prevoyante H G2など）勝ち馬。

５代血統表　タイガーマスク

牡 3歳　　　父 14歳・母 8歳時産駒　2004年 鹿毛 (米)

　[Mr. Prospector]　　 31.25%　2 x 4

　[Raise a Native]　　 15.63%　3 x 5

　[Gold Digger]　　 15.63%　3 x 5

　[Nashua]　　 9.38%　4 x 5

　山本英俊氏はパチンコ・パチスロメーカー『FIELDS株式会社』の代表取締役社長。馬主デビューは２００５年３月６日のミスターケビンで１人気１着。競走馬は主に藤沢厩舎に預けていたが、２歳馬は角居勝彦厩舎や池江泰寿厩舎や安田隆行厩舎にも預けている。持ち馬のほとんどは外国産馬。

　馬主・山本英俊　所有馬一覧

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