桂川Sのキンシャサノキセキの勝ちっぷりには驚かされた。1000m通過が57秒の平均ペースを好位で楽々追走。4コーナーを回って直線に向くとほぼ馬なりで先頭へ。直線は後続を引き離すばかりで後続に3馬身の差をつけて完勝。タイムの1分19秒4はコースレコードにコンマ1秒差。直線で少しでも追っていれば間違いなくレコードだった。レースの上がり3F33秒6に対してキンシャサノキセキは32秒9で上がってきた。
鮮やかな決め手があるのはジュニアカップで知っていたが、この時期の3歳馬はちょっと能力が抜けていれば鮮やかに勝つ馬はいる。続くアーリントンカップでは中段からレースを進めて伸び切れず、マーガレットSでは鞍上に武豊を迎えたが道悪と言うこともあり決め手を殺されて単勝1.5倍を裏切った。NHKマイルカップでは安藤勝己に手によって3着と好走。内が伸びる馬場を外から伸びてきたを見てこの馬の能力を再確認したが、休み明けのアイルランドTではかかって伸びきれなかった。だから、今回はどんな走りをするのか馬券を買わずに見ていたのだが(注目していたのはマルカジークの方なんだけど)いや~強かった。これならマイルCSに出てきても面白いと思ってしまったが、賞金的には微妙なところ(登録はしてある)。
キンシャサノキセキはフジキセキ産駒だがオーストラリアからの逆輸入で生まれも半年遅い。これからもっと力をつけるだろうし、来年にはG1を手に入れてくれると思っている。血統的には2000mまでは大丈夫そうなので今後の活躍が楽しみ。関東馬だが鞍上はこれからも安藤勝己騎手にお願いしたい。
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