京都大賞典の回顧「インティライミが完全復活？」

2007.10.072020.02.17

　デルタブルースがハナを切ったレースは前半はややペースが遅かったが全体的に淀みのない流れになった。ラップを見てもらえば分かるが、ラスト５Ｆ目と４Ｆ目で１秒以上の差がある。ちょうど３コーナーから４コーナーに掛けてデルタブルースがペースアップしたところ。早い脚が使えないデルタブルースにとってはこういう競馬しかないのだが、２番手に付けたトウショウナイトがうるさかったな。もう少し引き離してロングスパートが理想だったがそれは出来なかった。勝ったインティライミは中段に付けて直線は馬場の真ん中を伸びてきた。前走が挙がり３Ｆ３３秒３で今回が３３秒４。４Ｆ連続で１１秒台の上がりを差しきるのだから一時のスランプから完全復活といってもいいでしょう。あとは、速い流れになったときに対応できるかどうかだ。毎日王冠のチョウサンと言いディープ世代の馬が復活してきたかも。

　ポップロックは好位の内目でロスのない競馬。直線も内を突いて伸びてきたし騎乗としては完璧でしょう。ただ、この馬は早い上がりを出せる馬ではないので軽い馬場での適性の差が出てしまった。３着のアルナスラインは久々で古馬重賞。それで、３着は立派。馬格はあるしこれから強くなってきそうな感じがしたね。

第42回京都大賞典

３歳以上・オープン・Ｇ２(別定)　(国際)(指定)　芝・外 2400m　10頭立

着	枠	印	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	着差	PCI	通過順位	脚質	上3F	人	体重	±	逃数	ゴール前3F位置
１	6		インティライミ	牡5	57	佐藤哲三	2.24.8		65.3*	06-07-06-06	差し	33.4	2	468	+2	620 ( 4)	======◆
２	3		ポップロック	牡6	58	四位洋文	2.24.8	クビ	63.8*	04-04-04-04	先行	33.6	1	500	+2	850 ( 7)	====◆
３	5		アルナスライン	牡3	54	和田竜二	2.25.1	１3/4	62.9*	05-05-05-04	先行	33.8	6	542	+10	590 ( 3)	=====◆
４	7		ダンスアジョイ	牡6	57	角田晃一	2.25.1	頭	65.8*	09-09-09-09	追込	33.4	8	512	-12	1210 (10)	=========◆
５	2	◎	デルタブルース	牡6	59	川田将雅	2.25.1	ハナ	59.4*	01-01-01-01	逃げ	34.3	5	520	+4	433 ( 2)	◆
６	8		ファストタテヤマ	牡8	57	武幸四郎	2.25.2	クビ	65.2*	09-09-09-09	後方	33.5	4	452	-16	1000 ( 8)	=========◆
７	4		マキハタサイボーグ	セ5	57	小牧太	2.25.5	１3/4	59.4*	03-03-03-03	先行	34.4	9	492	-4	1090 ( 9)	===◆
８	1		トウショウナイト	牡6	58	武士沢友	2.25.5	頭	58.0*	02-02-02-02	先行	34.6	3	478	+2	410 ( 1)	=◆
９	B8		ハイアーゲーム	牡6	57	秋山真一	2.25.9	２1/2	60.0	06-07-06-07	後方	34.4	7	504	-22	660 ( 5)	=======◆
10	7		スクールボーイ	牡7	57	福永祐一	2.27.2	８	53.5	06-06-06-08	後方	35.7	10	500	+4	700 ( 6)	=======◆

LAP　13.1-11.5-11.7-12.6-12.5-12.4-12.7-12.7-11.6-11.4-11.1-11.5

通過　36.3-48.9-61.4-73.8　　上り　71.0-58.3-45.6-34.0　　平均　1F:12.07 / 3F:36.20

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